金返せ!
コンビニの値引き販売制限に関して、独禁法違反(優越的地位の乱用)で東京高裁がセブンイレブンに排除措置命令を出す方針を固めたそうだ。当然だあね。以前にも書いたが、FC店舗においてはオーナーは独立事業主扱い。売れ残りの廃棄商品原価は店舗の負担になる。本部の規制する範囲では無い。
また、廃棄ロス・棚ロスから取っているチャージ(ロイヤリティ)についても、昨年の東京高裁「セブンイレブン本部敗訴判決」で、「不当利得であり加盟店に返還せよ」との判決が出された。
やっぱりね。。。という感じである。
ねこまたぎはコンビニオーナー生活12年間の間、本部に対して、ロスに関する一見二重取りのようなシステムについてはずっと抗議し続けていたのであるが、結局不良オーナー扱い「そういう契約です。」の一言で、ずっとうやむやにされたまま終わってしまった。
この問題について詳しい解説がなかなか見あたらないようなので、ここにわかりやすく説明してみようと思う。これはフランチャイズ契約時には全く説明されず、経営に携わって初めて知ることになる。今後コンビニ経営をされる方の多少の役に立つかもしれない。
まず仮に店舗で、月1,000万円売価の商品を仕入れたとしよう。コンビニの平均的な原価率は70%前後なので、原価は700万円になる。このお金は本部が一旦立替払いして、最終的には店舗が全額支払う。(オープンアカウントなどと呼ばれるが、この立て替え金にも銀行金利以上の金利がかかる。)
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※オープンアカウントとは?
本部が用意する店舗用口座のようなもの。毎月のオーナー収益の20%程度が、自動的にここにプールされ、仕入れ代金、店舗の経費支払いに充当される。売り上げは一旦ここに入り、ロイヤリティ、経費などが引かれていく。
オーナーの収益(粗利-ロイヤリティ-運営経費=オーナー収益)もここから経費として支払われる。ただし常に残はマイナスになっており、余剰が出るとその金額がオーナーの口座に振り込まれて来る。銀行口座のように残高が残ることは無い。常に△残高で店舗資金繰りはプラスにはならない。つまり常に本部に金利を支払っている仕組みだ。
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仕入れた商品が全て売れたと仮定すると、この時点では
■売り上げ⇒1,000万円
■仕入れ代金⇒700万円
■粗利益⇒300万円
となる。ここでの原価率は70%
が、その月の品落し(廃棄)が20万円(売価)出たとすると、
■売り上げ⇒980万円
■仕入れ代金⇒700万円(変わらず)
■粗利益⇒280万円
になる。原価率は≒71.43%になる。
これがコンビニ以外の業種での一般会計での話。
ところがコンビニの「粗利益分配方式」(売上総利益分配とも言う)では、廃棄でロスになった商品の原価分をオーナーの収益から差し引き、オープンアカウントに入れて相殺してしまうのである。これによりオープンアカウントの△残は減るので、結果的には店舗の資金繰りに回されるのだが、オーナーにとっては二重取りされた気分である。
何故こんなことをするのか?
コンビニ本部のロイヤリティは粗利益に対してかかるのである。たとえば粗利益300万円までは粗利の50%、それを超える金額に対しては75%‥‥などというように。
先の例について言えば、一般会計的に考えれば売上高980万円に対しての粗利益「280万円の50%」がロイヤリティになる⇒140万円
これがコンビニの粗利益分配方式だと、オーナー収益から差し引いた廃棄の原価をオープンアカウントに戻して、見かけ上廃棄無しで980万円売り上げた場合の仕入れ金額にしてしまう。廃棄した20万円分は仕入れなかったことにして計算する‥‥と言った方が解り易いかもしれない。
つまり売り上げ980万円に対して、原価率は70%を維持するよう、オーナー収益から天引きしてしまうのである。こうすることによって同じ売上高980万円であっても、粗利益は「294万円」あったことになり、ロイヤリティの額も「294万円の50%」になるのだ⇒147万円
切りの良い金額の月販1,000万円で説明したが、実際の店舗の売り上げはもっと大きく、平均的な50万円日販の店舗でもその差額は相当な金額になる。しかもこれは廃棄ロスに限ったことでは無く、万引きなどによる品減りに対する処理も同様である。
ねこまたぎの経営していた店舗では、平均原価率≒66%、品落し(廃棄)が月平均20~25万円、品減りが30万円程度出ていた。これで計算すると年間のロイヤリティ差額が315万円、従事していたのが12年間なので、合計で3,780万円も本部に対して余分に支払ったことになっちまうのだ。家一軒買えるじゃん。
これがコンビニフランチャイズの本質である。しかも先のような判決が出たということは、公的な見解により、「コンビニの会計方法おかしいよ?一般的な会計方法に直しなさい。」と指示が出たに他ならない。にも拘らず、コンビニ各チェーン改善されないまま、現在も同条件でオーナーを募集しているのが現状だ。あくまで、会計上のカラクリは隠してね。
立ち上がれ、全国のコンビニオーナー!カネ返せ~。。。(T_T)
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コメント
セブンイレブンに排除措置命令!
ついに出ましたね~
弱肉強食・・・世の中の構図を見たような...
「圧力」・・・共同経営者?じゃなんかないんですね~
雇われ店長...頑張れ!って感じ (^^)v
投稿: ぷらっし~@ | 2009年6月22日 (月) 21時00分
ほんとに‥‥資本主義社会では、カネのあるところが常に強者です。今回の会見においてもセブンイレブン側は「店舗オーナーと本部は対等」と強調しているようですが、事実は全く違います。
まあ、今後の成り行きが気にかかるところです。とは言っても、今回の内容を見ると「ロイヤリティーの課金方法」についての不合理性については、公取も黙認に近い状況のようです。
現役時代にもうちっとゴネとけば良かったかな~(笑)。
投稿: ねこまたぎ | 2009年6月23日 (火) 03時46分
未定ですが (^^ゞ
遠いですが...
土曜日に群馬高崎でオフカイの話を持ちかけました。
電流アンプとNS-1000MとCA-2000などの聴き比べがメインになりような??
なおすけさんの経営する工場ですので、音量は無限です。
もし、来れるようならば、当方携帯でも高速化事業部の掲示板でもお知らせください。
未定ですが...(^^ゞ
これなくても、毎回ご連絡は致します (^.^)
投稿: ぷらっし~@ | 2009年6月30日 (火) 23時37分