[カセットデッキ]

これってレトロ家電? [SONY TC-4350SD]

ここ数ヶ月、とりあえず目の前にあることを片付けてるだけで毎日が過ぎて行く。。自分でも何やってるかよくわからない。

こんなことでいいんだろうか?あーーー休みてぇ!

Tc435001 さて、というわけで(?)ちょっとだけ時間が出来たのでSONYの『TC-4350SD』の修理に挑戦してみる。昔カーステなんかに使われてた『8トラックテープ』みたいな挿入方法の変り種。めんどくさそーな構造なので、ずっと後回しになっていたのだ。

前の記事にも書いたのだが、某修理屋で直してもらったのに直らなかったヤツだ。

開けてみると配線がごちゃごちゃ。。この時代の機器はほとんどこんな感じなので、やたら手間がかかり、なかなか直そうという気になれず‥‥結局5年以上放置してしまった。

まずはテープスピードの調整と、アジマスを再調整。これは簡単なので問題無し。続いて各レベルの調整をするのだが、基板上にトリマがいくつも並んでいて、どれがどれだかわからん。

Tc435004 基板にシルク印刷も無いので、とりあえず片っ端からぐりぐり回してみて、何が変化するのか調べて書き出してみたのが左の図。

以下が調整の手順

■再生レベル調整→0dBの基準テープを再生して、出力が1Vp-pになるようにPB LEVELで調整する。
■メーター感度調整→この時の指針が0dBを指すように合わせる。
■再生イコライザ調整→マニュアルが無いので何Hzを基準にすれば良いのかわからないのだが、とりあえず315Hzと3kHzの再生レベルが同じになるように調整(テストテープがこの周波数しか無かったから)。聴感上は問題無し。
■録音レベル調整→オシレータの出力を録音⇒再生。録音時のレベルと再生時を比較、レベルが同じになるまで、調整しながら数回繰り返す。

あれ?以前試した時には片CH録音出来なかったのに、調整時には直っていたよ??

多分録音レベル調整のトリマが接触不良を起こしていたのだね。最初に調査のため、全部のトリマをぐるんぐるん回したので直ってしまったらしい。まあ、いずれ交換しないとダメでしょ。

バイアス調整は今回は保留。

Tc435002 電源回路の電解コンデンサが少し暖かくなっているのが気になる。絶縁が悪くなって漏れ電流が増えているのかもしれないし、容量も抜けているだろうと思われるので交換。

Tc435003 モーター用(25V/1,000uF)、回路用(16V/2,200uF)どちらも50V/3,300uFに耐圧、容量アップしたのに大きさは同じ。35年前のコンデンサと比較するとずいぶんと小さくなったものだ。

サージが増えるので(といっても、この程度なら問題無いが。。)、ついでにブリッジダイオードも取り替えておいた。

Tc435005 ひっくり返してベルトをチェックすると‥‥??ちょっとこのベルト細くないっスか?プーリーの大きさを見ても明らかに細い気がする。もしかして修理に出した時、適当に間に合わせのベルトに交換してませんかね?

メカ取り出さずに交換は無理か。ちょっとめんどくさそうだけど、どうしよ?

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リベンジ! [Technics RS-676U]

RS-676Uのドナーが手に入ったので、解体して使えそうな部品をどんどん剥ぎ取る。今回のドナーは完全ジャンクの不動品だったが、稼働時間はあまり長くなかったらしく、モーターなどの程度はまずまず。

Rs676u07 で、先日早巻きが動かなかった原因を色々調べてみたら、どうやらモーターのトルク不足のようだ。回転させながら手で押さえて止めてみると、トルクが著しく落ちている。そこで、まずは唸りが出ていたメインモーターとFF、REW用モーターを取り替える。

Rs676u09 が、まだちょっと回転が遅い?更に調べていくと、リール台の気づかないような部分でデルリンにクラックが入っており、軸に噛んでいて動きが重くなっていた。で、これも交換。ブレーキを外した状態で、指で抵抗無く回ることを確認。

Rs676u08 その他、振り子型ローラー(という呼び名でいいのか?シーソー式ローラー?)、モーターの速度調整用VRも接触不良を起こしていたので新品に交換。これで無事動くようになった。

アジマスとレベルを調整して試聴してみたが、音は‥‥うーん、どうなんだろ?普段使いにするBGM用と考えてもちょっとねぇ。。。というレベル。回転ムラも結構出ていて、聴感でもやや感じる位。

カタログスペックでは、f特:20-14,000Hz(NORMAL)・20-15,000Hz(CrO2)、ワウ・フラッター:0.10%以下となっている。あはは、まあ70年代初期のモデルなんで、こんなもんか。見た目が懐かしくて楽しいので、飾りとして置いとくといいかね。

おしまい。

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負けました・・ [Technics RS-676U]

世間ではお盆休みだそうな。ねこまたぎ相変わらず年中無休で出勤中。とはいえ取引先、お客様共にお休みモードなので、出勤しても取り立ててやる仕事も無い。つまり休む気になれば休めるということになる。が、休むのが勿体無いというか、何かしてないと落ち着かない単に貧乏性なんである。

Rs676u01 助手は里帰り中なので、一人せっせと事務所でジャンク整理に励む。
数台のTC-K7はようやく片付き、次はコレ⇒

何年も前に入手したまま放置してあったテクニクスの『RS-676U』。1973~4年発売?のコンポスタイル1号機。この後各社から追うように『コンポスタイル』が発売されるきっかけとなった、エポックメイキングな1台だったように思う。

当時テクニクスには『RS-275U』(1971年)という水平型があった。世界初ダイレクトドライブ、ロジックコントロール、HPF(ホットプレスフェライト)ヘッド搭載の超高級機である。まんま縦にしたようなパネルデザインのRS-676Uは、当時のオーディオマニアを萌え~とさせるには十分なルックスだったに違い無い。

Rs676u02 さて、全体のイメージこそRS-275Uに似ているが、メーターはかなりチープだし、開けてみると中身は似ても似つかないふつーのベルトドライブ(笑)。

Rs676u03 この頃のテクニクス製品はモリブデングリスが各所に使われており、SONYのベタベタグリスとは対照的に、経年で油分が飛んでパサパサになっているケースが多い。なので、分解してモリブデンの粉を拭き取り、グリスアップする必要がある。

Rs676u04 メカをバラしながら掃除していく。当然アイドラーはツルツルなので、紙やすりで研磨後、S-721Hで仕上げる。この作業で意外にもゴムの弾力が復活する。

グリスアップしながら元通り組み上げて動作を確認するも、巻き戻し、早送りの動作がNG。リール台ドライブのローラーが、うまく振り子動作してくれないのだ。どんなに綺麗にしてグリスアップしてもダメ。。。

Rs676u05 テンションをかける構造やパーツの固定方法から考えて、動かなくて当たり前、みたいな状態なんである。んなわけないよなぁ。。もしかして以前誰かの手によって分解され、元通りになっていないと考えることも出来るが、オリジナルの状態を見ていないので、どうにも判断が付かない。

Rs676u06 色々と考えて組み替えなどしてみるも、やはり動作せず。。。再生動作は問題無く、そこそこまともな音が出ているだけに悔しい。

まあ早巻き用モーターのトルクもだいぶ落ちているみたいだし、キャプスタンモーターも若干唸りが気になる。もう1台ドナーを入手して、ついでに調べるしか無いか?

また後日改めて、ゆっくり考えることにしましょ。あ~あ、今回は惨敗なりねー。

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再び修理依頼品 [TEAC V-9000]

先日のアンプ(A-925)と一緒に修理を頼まれたカセットデッキ、『TEAC V-9000』の修理を開始する。

1989年頃発売になった高級機。開けてみると内部は思ったより簡素な作りですっきりとしており、メンテナンスはやり易い。オーディオ用電解コンデンサ、EROのフィルムコンデンサなど、バブル期の製品らしく、高価な部品が大量に投入されている。

でたっ(^^;ベルトがベタベタっ! ちょっと触っただけでちぎれてしまった。TEACに問い合わせたところ、純正補修部品があるとのことなので、修理センターから取り寄せた。

V900001 メカ部分をデッキ本体から取り出し、ボロボロになったベルトをなるべく周囲を汚さないように、そっとピンセットで取り除いていく。ベルトはメインのフライホイル駆動ベルトと、ヘッドブロックのコントロールベルト2本。

V900002 キャプスタンを抜き取り、フライホイルに残ったベルトの残骸をパーツクリーナーで拭き取る。同時にキャプスタンの汚れも綺麗にして磨く。メカコントロール用のプーリーの汚れも拭き取っておく。

V900003 各ベルトを装着してメカを元に戻せばほぼ完了。ヘッドはがっちりしたダイキャストの台に固定されており、調整用のネジは数本あるように見える。アジマスと共にアオリの調整も必要になりそう‥‥な感じ。今回はアジマスの狂いは無いようだし、マニュアルが無いのでいじらない方が無難か。。。

V900004 テープスピード、レベルなどにもほぼ狂いは無く、調整は不要そうなので、外装を組み付ける。最後に気づいたのだけれど、蛍光表示管素のままの色は青緑だ!(←気づくの遅)。これにアクリルの窓を重ねるとオレンジ色になるところを見ると、アクリルに色フィルターが入っているらしい。へぇ。。。今までオレンジの表示管なんだと思っていた。

完成してちょっと聴いてみた感じ⇒音はフラットで品が良い、いわゆるティアックのサウンド。特に目立つ帯域や癖も無い分、派手さも無いので、ロックやポップスをドッカンドッカン聴きたい人には物足りないかもしれない。

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修理ヲタですが‥‥何か? [SONY TC-K7]

ぷらっし~@さんからテストテープが届いたので、やりかけだったTC-K7の調整に取りかかることにした。

Tck723 アジマス、レベルなど一通りチェックし、問題無く終了。問題だったバイアスの調整も、一緒に入れて下さった生テープで難無くクリア。こういった痒いところに手が届くような心遣いが、何とも有り難いお方である。

それにしてもこのTDKのSAというテープ、特性はとてもフラットで扱い易い。1970年代に登場し、当時の高校生には、おいそれと買えない高級品の代名詞だった。従来の『二酸化クロム』に換わる『Super Avilyn』を磁性材に使用しているのがウリ。それがなんと今や、1本100円程度で手に入るようになったらしいではないか。

この状況、果たして喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか‥‥。

Tck724 以前修理の時に「左右のレベルを合わせると、ボリュームの位置が合わない」と書いたが、EQセレクタの接触不良が原因だった。調整する度に微妙にレベルがバラついたりして、原因がわからなかったのだが、スイッチにCAIGを吹き込んで数回動かしたら簡単に直っちまった。

Tck725 左右のメーター指針も気持ちよく揃って、めでたしめでたし。というわけで、一応これにて終了。ぷらっし~@さん、ありがとー。

完成したデッキで録音、再生テスト。年代モノなので、当然レンジが極めて広いわけでは無いのだが、やはり名機と言われるだけのことはある。CDなどには無い何とも心地良い響きで、聴き入って一人ニマニマしてしまう。傍から見れば変なオッサンに違いない(笑)。

そういえばドナー用にTC-K7が「あと3台」確保してあるんだっけ‥‥さて、どうしよ?

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『TC-K7』の修理を最初から見る→

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図らずも再修理 [SONY TC-K7]

Tck718事務所の移転も一段落付いたので、引越前に修理したTC-K7を引っ張り出して、久しぶりにカセットテープでも聴くか。。。と、改めて動作確認したら、あれれリール台が回らない?この前ちゃんと直したはずなのに。。引越しで壊れちゃったか??

キャプスタンもヘッドも問題無く動くが、FF、REW、PLAY、どのモードでもリール台が回らない。調べてみると、どうやらプランジャーの動作不良でリール台ブレーキが解除されていないらしい。

Tck722 Tck719
←で、原因はコレ

前回修理時、プランジャーの配線を抜き差しした際に力がかかって、コネクタのパターンが切れかかっていた。あちゃー。

Tck720 どうせパターンは基板から剥がれちまってるし、繋いでもまた切れるだろうから、配線を基板上に直付けして修理した。

Tck721 あとは各部の調整⇒テープパス・ヘッドアジマス・再生レベル・メーター感度・録音レベル・録音バイアス、それぞれ合わせていく。

調整に使ったのは、転がっていたノーマルポジションテープ。が、これだと10kHzのレベルが規定値になるまでバイアスを浅くすると、大音量で歪んでしまう。オシロで見ても波形の上下がクリップしているのがわかる。

ぷらっし~@さんに聞いてみたら、調整にはハイポジションテープを使うのがいいとの情報を頂くが、あいにく手許にはハイポジの良さそうなテープが無いじゃん。まずはテープの確保から‥‥かな。調整はその後ってことで保留。

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また右chかい。。[SONY TC-K7]

全部では無いが、トランジスタ、電解コンデンサの交換が終わった時点の音を聴きたくなってテストしてみた。

あり?右ch録音されてないよ?!またかい?次から次と右側ばっかトラブルに見舞われる。どうやらこのデッキは右側のchに呪いがかかっているんだよ。たぶん。

tck715 色々調べてみたが、異常は無し。かと思ったら録音レベル調整の半固定VRがNGだった。躍動子(2番)の導通が無く、浮いた状態になっていた。

tck716 左右揃えて新品のサーメットトリマに交換。本来は基板の部品面に取り付けるものだが、純正部品のように基板裏から穴を通して調整可能な形状では無いので、止むを得ずはんだ面に取り付け。

tck717 録再レベル調整をして、再度テスト。再生は問題無しだが、録音時に左右メーターの振れを揃えると、録音レベルのつまみ位置が左右で大きくずれてしまう。テストテープで再生出力レベル合わせ⇒メーター校正⇒録音レベルの順番で調整しているので、問題無いはずなんだけど。。。

調整中はパネルやつまみは外した状態でやっていて、同軸の回転位置まで気にしていなかったので気づかなかったよ。

回路を追ってみたが、入力端子から入った信号はダイレクトにレベル調整ボリューム基板に入っている。おっかしいなぁ‥‥もしかしてボリュームの不良?ってことだと、またドナーを探さないとって話か。。

大体いつもこの辺で「とことん調べて完全に直るまで諦めない」or「めんどくさいからもうやめる」のどっちかに転ぶんだよな。

とりあえず調査は後日ってことで、今日はここまで。

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図らずも再修理 に続く→

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修理続行 [SONY TC-K7]

tck712 手配しておいたベルトと2SC1364が入手出来たので、やりかけになっていたTC-K7の修理をすることにした。

まずはベルトを新品に交換してから、先日間に合わせで2SC2240を付けてあった録音アンプの石を2SC1364に換える。

ここまででひとまず動作確認をすると、何故か再生中に右chだけノイズが乗っている。この前は何ともなかったのになぁ。。

アンプ初段の2SC1364が発生源になっていたので交換。調査中に気づいたのだが、所々純正では無さそうな石(2SC945)が付いている。しかも片chだけ、、みたいなところもある。なんだこりゃ?

tck713 足の酸化も少なく、明らかに新しい。以前修理歴があり、その時に交換されたものだろう。何となく気分が悪い。きちんと直そうと調べていたらめんどくさくなってきたので、片っ端から取り替えちまうことにした。どうせそのうち壊れそうな古い石ばっかだし。

tck714 2SC1364はあるが、他の石は持ってないので、2SC2240、2SC1000、2SC1815など、場所により適当に判断して代替。8割方終わった。ついでなんで、電解コンデンサも手当たり次第交換。

入力ボリュームの軸が少し曲がっていたので、ドナーから外して交換。ふぅ~疲れた。まだ終わらねえ。

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おいっ!複雑すぎだぞ! [AIWA AD-7600]

AD-7600の修理をぼちぼち始めることにした。ベルトがベタベタなんで、なかなか覚悟が出来なくて手を付けずにいたが、いつまで放っておいても勝手には直らんし。

ad760005 予想通り溶けたベルトの掃除でかなりの時間を消費。部品を一個ずつ外して丁寧に拭き取る。でもって、メカをバラすと中からベルトの破片が出てきて、またそこら中真っ黒になる。。。なんてことの繰り返し。

ad760006 しかも、なんだこのメカぁ~!複雑過ぎ!!その上樹脂パーツなんかは、劣化してボロボロ崩れて破片が落ちてくる始末。バラしていく内に、もう何が何だかわかんなくなっちまったぞ。

ad760007 ベルトは全て朽ち果てているので、プーリーに糸を掛けたりしながら、必要な内径を出さなければならない。これもかなり手間。今まで直してきたカセットデッキの中では最高の難易度だ。ほんとに直るのかなぁ?ちょっと自信無くなってきたぞ。

ad760008おいらはメカものの修理は苦手だっちゅーの。




出来ることなら猫の手借りたい★

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安ベルト買いの銭失い [SONY TC-K7]

tck706 モータープーリーが汚れていたので、目の細かいペーパーで表面の凸凹を落とす。その後はFLITZで磨き上げる。ちょっと磨きすぎかな?(^^; ピカピカになるとなんか気持ちいいので、つい磨きすぎてしまふ。

tck707 さて、以上でメカ部分のオーバーホールが終わったので組み上げ。ベルトは純正部品では無いが、手持ちでぴったりのサイズがあった!以前どこかで買ったもの。。千石電商だったかな?どうせジャンク扱いの安物を「おお、掘り出し物」とか言って買っておいたんだと思う。全く覚えとらん。

最近もの忘れがひでえや。やべえ。。。

このメカは組み上げてからベルトを掛けることは出来ない。メインベルトはモーターを外した状態でプーリーに掛けてからモーターを固定、その後フライホイルに引っ掛ける。またカウンターベルトもフライホイルが外れている状態じゃないと通せない。

そのためベルトを片側引っ掛けて、弛んだ状態のままであっちこっち動かすので、ベルトに可動部のグリスなどが付着しないようにしなければならず、ちょっとばかし気を使う。

tck708 ←←メカ部分完成のようす

本体に組み込んで再生してみたら、ベルトがプーリー上でわずかに移動してしまう。ちょっとだけだがベルトが一周する毎に、ぴょこ・ぴょこ・ぴょこ、、と横に移動するんである。当然音には影響あり。かすかにワウが発生。

ベルトの加工精度が悪いんだろう。やっぱ安物のベルトはダメだなぁ(T_T)

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げ、録音出来ないっ! [SONY TC-K7]

再生中に右chの音が消える現象について、ぷらっし~@さんから『録再切替スイッチ』が怪しいとの情報を頂く。早速CAIGのD5をスライドスイッチの隙間から少量吹き込んで、カシャカシャと動かしてから、再生してみる。

おお!直ったやん。情報ありがとうございますです。

これでほぼ完成。。と思いきや、録音チェックしてみたら、またもや右chが無音状態で、全く録音されにゃい(T_T)

これもスイッチか?と思って何回か動かしてみたが直らず。おそらく録音アンプだろうと当たりを付け、調査することにした。

tck709 スイッチ不良の可能性も捨てきれないので、まずはデッキは録音状態にして、録音アンプ出力にオシレータを接続してみる。テープに録音されるので、ヘッドに信号は入っている。やはり原因はアンプだ。

アンプ出力にオシロを接続して観測する。オシレータ出力をアンプに入力するが、この時、出力側⇒入力側に向かって遡るように入れて不良箇所を探していく。

tck710 出力信号波形が激しくギザギザしているのは、ACバイアスが重畳しているから。。アンプの発振では無いよ。

ベースに信号を入れても、コレクタにもエミッタにも信号が出て来ない石を発見。こいつめっっ。外してみると2SC1364というSONY製のトランジスタ。

tck711■2SC1364
VCB:50V  Ic:200mA Pc:320mW  hFE:200。

当然手持ちには無いので(っていうか入手困難?)、間に合わせで安価、高音質で定評のある2SC2240に置き換える。電気的特性もほぼ問題無い。

■2SC2240
VCB:120V  Ic:100mA  Pc:300mW  hFE:200-400(GR)

これで無事、録音出来るようになった。

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「安ベルト買いの銭失い」に続く→

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スワッピング?大作戦 [SONY TC-K7]

オーディオの杜さまより頂いた、ソニーの『TC-K7』を復活させるため、某オークションで外装の程度が良さそうなブツを捕獲。超美品とあり、届いてみると確かに綺麗。が、全くの不動品。メカがウンともスンともいわない。

説明には「電源を入れて確認できました。その他知識がないので分かりません。」って書いてあったが、ホントか?電源まで入れといて調べないのかねぇ。動かないの知ってたでしょ?

ま、わたくしはこのようなジャンク品について、一切クレームは申しませんとも。ええ、多分そんなとこだろうと思っておりましたし。。。外装とアンプ基板さえあればいいんです。

tck701 早速杜さまより頂いたデッキとメカ部を入れ替え。あっさりと動く。なーんだ、つまらねえ(笑)。

tck702 と思ったら、時々右chからの再生音が消える。基板の表面を指で突付いたりすると直ったりするので、はんだ不良?一通り目視でチェックしたが、それらしいところは見つからない。音が出ている時は全く正常。

これは後日ゆっくり調べることにして、外した不動メカの方も一応予備として直しておこう。。。

tck703 ヘッドブロックがガチガチで移動せず。俗に『ソニータイマー』と言われるグリスの硬化だ。外せるところは端から全部バラしていく。

tck704 オレンジ色の○で囲んだ所がすべて完全に固着していて、全く動かないところ。特に樹脂の透明なレバーは、ガチガチになっててシャフトから抜けないのなんの!

力まかせに抜くと割れてしまいそうなので、ゆっくりゆっくり回しながら5分位かけて、ようやく抜き取る。まるで接着剤のように固まったグリスをパーツクリーナーで綺麗に拭き取る。

その他の部分も辛うじて動くものの、ぬちょーーーーっって感じで、超緩慢な動きなので、グリスを全部拭き取って、改めてモリブデングリスを塗って組み直す。

アイドラーの表面はトゥルントゥルンになっていたので、1200番の耐水ペーパーで軽く一皮剥いてから、AMERICAN RECORDER社の『S-721H』でクリーニング。

ところで…メカをバラす時に、外したネジやEリング、パーツがごちゃごちゃになって、『どこに付いてたネジだっけ?』ということがよくありますね?

tck705 ←そんなあなたにコイツをお勧めいたしやしょう。100円ショップで買った製氷皿(^^;

なるべく小分けになったやつが使いやすいぞ。パーツ毎に止めてあったネジと組にして入れておくと失くすことも無いし、組み立てる時にとても楽ちん。

「げ、録音出来ないっ!」に続く→

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残念な結末 [AKAI GXC-760D]

Gxc760d08_2 メカ清掃、ベルト交換が終わり無事動作するようになったので、回転数調整、レベル調整をして試聴。



ありゃりゃ?スピーカーで聴いていた時は気づかなかったが、ヘッドホンでモニターするとノイズが出ちょるよ。ボソボソ、ゴソゴソ。。

モニターSWをLINE-TAPE切り替えてみたが、どちらにしてもノイズは出るので、おそらく入力のラインアンプだな。アンプ基板のトランジスタ劣化が原因だろう。コンデンサもドライアップしてるだろうしねぇ。

その上、走行中に時たまオートストップがかかって止まる。頻繁にでは無いが、1時間に1回程度。回転センサーは問題無く回っているので、検出回路のエラーかね?

回路図無いし、パターン辿って調べなきゃならん。あーーーーちっきしょー!!めんどくせーなー。どっかで回路図手に入らないかなぁ。

とりあえず動くようになってるんで、そのうちやることにしよ。(そんなんが、また積み上がっていくのだよ)

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電解コンデンサ緊急事態! [AKAI GXC-760D]

Gxc760d06 電源基板の電解コンデンサに何やら不吉なシールが貼ってある。「電取」??

これって以前修理の際に交換しているってこと?「解コンデンサり替えました」ってことかな??しかも頭がかなり膨らんでおり、かなり危険な状態。

周囲には特に熱源になるようなものは無く、熱による膨張という感じでは無いので、過大リプル電流による自己発熱の可能性がある。

電源の平滑回路に使われている電解コンデンサには、許容リプル電流というものがある。

平たく言えば回路から取り出せる電流のことで、これを超えるとコンデンサ内部で自己発熱し、電解液のドライアップや膨張、防爆弁の破裂などの原因となる。

容量を大きくするに従ってリプル電流は大きくなるので、容量アップにより問題は回避出来るが、無闇に大きくすると、電源ON時に瞬間的に過大電流が流れたりと、整流ダイオードやスイッチなどに良くないことも多い。

過ぎたるは及ばざるが如し。何事も適当が肝要ということですな。

このままだと破裂の恐れがあるので、新品に交換。その際、高リプルに対応するため2,200uF→3,300uFと150%に容量アップ。ニッケミKMH(基板自立型105℃品)。

足の形や間隔が全く違うので、基板に穴を開け直し。レジストをカリカリと削ってはんだ代(しろ)を作って取り付け。

Gxc760d07 ←←←というわけで交換したのがコレ

容量アップしたのに外形は小さくなった(径は同じだが高さが低くなった)。30年の歳月が育んだ技術の進歩は素晴らしいもんだ。

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またもやジャンクデッキ [AKAI GXC-760D]

Gxc760d01 勢いが付いているところで、滞っているカセットデッキの修理を次々とやってしまいましょう。次はアカイの『GXC-760D』イッちゃいます!1975年発売。3ヘッド、3モーター、デュアル・キャプスタン搭載。この機種の魅力は何と言ってもデザイン。丸くてプリティーな自照式ボタンがキュートだわ。

さてこの頃、デュアル・キャプスタンは本当の高級機にしか存在しなかったと記憶している。定価148,000円。当時の大卒初任給が83,600円だそうだから、現在の物価にすると、35万円位に相当するんじゃないのかね?

しかし、その年に発売された100円ライター『チルチルミチル』は、今でも100円のまま。。涙ぐましい企業努力が垣間見られるのぉ。

今回のタマは以前外装のみ清掃して、そのまま放置してあったヤツ。ベルト硬化してフライホイルから外れ、動作せず。テープカウンターも回らず。

リール台は独立したモーターでダイレクトドライブってすげえ。メインベルトとカウンターベルト、ピンチローラー以外には、アイドラーなどのゴム部品が存在しないので、基本劣化する部分は無い。先の2本のベルトさえ交換すれば動作するんじゃないのかね。

ベルトは先日『RS-670U』のベルト注文時に一緒に頼んでおいたので、すでに用意出来ている。

Gxc760d02 かなり複雑な構造のメカなので(ねこまたぎにとっては…)、横着してバラさずに交換しようとしたが、モーターを取り外すのが精一杯。フライホイルを抜くことは出来なかった。

仕方ないので、覚悟を決めて分解することに。。。結局二度手間になっちまったぃ。

メカ部分を取り出すというよりは、メカを固定しているシャーシと、基板類が固定されているシャーシを2分割するというイメージ。当然配線類は繋がったままなので、あまり大きく広げることは出来ない。

Gxc760d03 分割して隙間が出来たらフライホイルを抜き取る。太く長いキャプスタンが貫通しているので、想像以上に抜きにくい。無理せずゆっくり作業する。フライホイル、キャプスタン共にかなり汚れが付着している。

Gxc760d04 例によって1200番の耐水ペーパーとFLITZで綺麗に磨き上げて、パーツクリーナーで脱脂する。この時、間違ってもキャプスタンにはペーパーがけしないように。それが終わったらキャプスタンにモリブデングリスを薄く塗って再度組み込む。

Gxc760d05 メインベルトは幅6mm、厚みが0.8mmあり、テンションが強いので、引っ張ってもあまり伸びない。組み上げてからかけるのは難しいので、まずフライホイルにかけておき、プーリーを潜らせて引っ張りながらモーターを後で固定するのが吉。

とりあえず今日はここまでで時間切れ。

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びんぼー調整法 [Technics RS-670U]

ひとまずこの時点で再生、早送り、巻き戻しなどの各動作チェック。特に問題は無いが、回転数が異常に高いので調整しましょう。

周波数カウンターを持っていないので(金が無い時売っちまった-笑)、聴感で合わせる。何だそれ?と思うかもしれんが、人間の耳は非常に優秀なもので、以下の方法で回転数偏差0.2%以下に調整することが可能なのだ。

Rs670u12 最低限必要なものはメーカー製テストテープとテストオシレータ(発信器)。まずはオシレータで正弦波を作る。周波数はテストテープに合わせる。ワウフラッター、速度測定用の3kHzが記録されているものが使いやすい。

Rs670u13 テストテープを再生し、オーディオミキサーにオシレータ出力とデッキの出力を立ち上げる。その際ステレオ入力では無く、個別にLEVEL、PAN調整が可能なCHを使う。どちらのCHもパンポットはセンター、レベルは音量がほぼ等しくなるようにフェーダーを調整する。

Rs670u14 ヘッドホンでモニターしながら両方の音の高さが同じになるように、モーターについている穴から小さなマイナスドライバーを差し込んで静かに回していく。ほぼ同じ音程になると、ビート音(ゆらぎ)が周期的に聴こえてくるはずだ。このビートの間隔がだんだん長くなり、最後にほぼ無くなる所が同じ周波数。

慣れてくると2~3分もあればかなり正確に合わせられるようになる。音量はあまり大きくせず、耳を澄まして集中するのがポイント。ギターやヴァイオリンのチューニング経験がある人であれば、簡単に出来るようになるんじゃないかね。

調整後でもさすがにテープ側のワウやヨレがあるので、若干のゆらぎは残る。が、オシレータの出力周波数を5Hzずらしただけでも、ビートの発生がきちんと聞き取れる。ってことは調整偏差は0.2%以下にはなっている証拠!すげーぞ聴覚。

ここまで合わせてあれば、デッキ数台用意して、回転数の違いを楽音で聴き分けられる人はいないだろう。むしろモーター内蔵のアバウトな半固定VRを回して、ここまで追い込む方が難しいかもしれん。

Rs670u15 いよいよ音出しチェック。レンジは当然狭めで、やはり1970年代の音だ。カタログスペックによると
■20-15,000Hz/NORMAL
■20-17,000Hz/CrO2
90年代のデッキなんぞと比べたらショボいもんだ。

それでも予想していたよりはいい音だし、アナログの暖かい響きが気持ちいい。そして何よりも、憧れていた機器が手許にあるのって何か嬉しいじゃないか♪

今回はこれにておしまい。そのうち暇をみて、内部のコンデンサなんかも交換することにしよう。

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ベルト交換 [Technics RS-670U]

注文しておいたゴムベルトが届いた。さすがにメーカーにも部品の在庫は無いので、純正品では無いが。。直しかけだったRS-670Uの修理を続行。

まずはキャプスタンベルト。フライホイールとモーターのプーリーには古いゴムが焼きついてボコボコになってしまっているので、1200番の耐水ペーパーで綺麗に磨く。

Rs670u11 メインベルトは写真にあるFF、REW用のモーターを外さないと、配線が引っかかって外れない。モーターの固定ネジはカセットホルダーの裏側にあるので、ベルト交換が全部終わるまで、カセットホルダーは外しておく。

Rs670u08 あとは巻き取り側のリール台⇒リール台センサーまでのベルト、そこからテープカウンターまでの2本のベルトだけだ。2モーターだとベルトが少なくて楽だなぁ。

ベルト交換が済んだら組み立てていくのだが、黒いカセットハウジングを取り付けてしまうとアジマス調整が非常にやりにくくなってしまうので、この段階で済ませておく。

Rs670u09 カセットホルダーの錆はFLITZで磨いたら綺麗に落ちて、ピカピカになった!錆落しはピカール、ラビングコンパウンドなど色々使ってみたが、今のところFLITZを超えるものは無いような気がする。樹脂の傷落し、艶出しにも使えるので、是非お試し下され(^^)

Rs670u10 ミラー越しに見えるヘッド部。当時流行ったスラントメカの、この感じが何とも言えずいいのだよ~。ただし逆さまに写るので、慣れないと違和感はあるけどね。

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パネル磨き

Deckpanel 修理中のカセットデッキのパネルを磨く。洗う手間は1枚も2枚も同じなので、「RS-670U」と「AD-7600」同時にやってしまうことにした。

最初はマジックリンで表面の汚れを落とすのだが(最も汚れが落ちる)、これはとても危険。なぜならシルクの文字が消えてしまうことがよくあるから。

だったらやらなきゃいいじゃん。。と思うが、「消えちゃうかな~?」とか言ってドキドキしながら洗う緊張感がいいのだ~♪(←ただの変な人だあね。)

その他にも裏技は多少あるのだが、ここでは非公開。パクられて「10分でパネルを綺麗に洗う方法」とかいってオクで売るヤツが出てくると困るので(んなもん売れるわけないってば‥‥)。

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今年で33歳になります。 [AIWA AD-7600]

あーー、ワシでは無く、カセットデッキの話ね。RS-670Uの修理はベルト待ち。。。ということで、その間にAIWAのAD-7600に取り掛かることにする。

Ad760001 先日の記事でも書いたが、ねこまたぎが最初に(自分でバイトして)買ったカセットデッキだ。部品が入手難という前提で3台かき集めてある。

まずは蓋を開けて傷み具合を調べ、どれをベースに直すのか検討する。1台はちょっと古いらしく、デルリンのパーツなどが黄ばんできている。シリアルの頭の桁が他の2台より若く、汚れも激しい。

なので、コレを除外した残りの2台どちらかをベースにするのが良さそうだ。が、、、この機種の一番のネックになる『オートローディング』機構は一番古いヤツが調子良さそう。さてどうしよ?

1台には修理の記録らしきシール。「S55年…」ってことは、これが一番新しい消耗部品が付いている確率が高い?メーカー修理をすると消耗部品セット(ベルト、アイドラー等)は、異常が無くても交換するからだ。その他の機構部品には製造年のスタンプがあり、昭和50年とか書いてある。。33年も前なんだ…(思わず遠い目で溜息)。

Ad760002 メカ部分だけ外してみる。古い機種の割に、配線はコネクタによる接続箇所が多く、取出しが楽に出来ている。とはいえ、はんだ付けされている配線も何箇所かあり、そこを外してからでないと取り出せない。

一度に3台バラしてしまうと、あとでわかんなくなった時にお手上げになるので、とりあえず2台だけにしておきませう。

Ad760003 予想通りベルトは溶けてドロドロ。何故こうなるんだろう。。ゴムが空気中の水分と結合して変質してしまうんだろうか?(根拠はないです。勘で言っただけ)

アイワのデッキは、経験上溶けてる確率がかなり高いような気がする。掃除が地獄だぜ(泣)。

Ad760004 こちらは末期的症状のプーリー(ろくろ?)。ベルトが溶けているところにモーターを回したもんだから、ねちょねちょねちょねちょねちょねちょねちょねちょ~、てね。うへぇ。

切れたベルトもあっちゃこっちゃにボロボロ落ちてきて、手も床もまっくろくろすけだぁぁぁ。

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憧れの一台 [Technics RS-670U]

Rs670u01 一年以上放置してあったテクニクスの『RS-670U』の修理にかかることにした。1975年発売だから、その頃ねこまたぎは中学生。当時使っていたのは、親父に買ってもらったSONYのポータブル・ステレオ・カセットコーダー(型番は忘れてしまった)。

ある日仲の良い友人が「カセットデッキ買ったよ♪」(当然、親が…ということだが)、というので、志木にある彼の家まで見に行った。で、どどーんとリビングに鎮座していたのがこれ。当時の定価で89,800円。かなりの高級機。

メカニカルなデザインや、ロジックコントロールの操作ボタン、何もかもかっこ良かった。ちっくしょー!本当に羨ましかったのを覚えている。そんなんで自分では所有したことは無いくせに、いまだに思い入れが強く、「憧れのカセットデッキ」として記憶に刷り込まれているんである。

Rs670u02 当然ジャンクでの入手だったが、幸いなことに一応一通りの動作はする。外観もまずまずだ。さすがに埃などは多く、経年による錆などもぼちぼち出ている。

Rs670u03 カセットホルダー部分は若干の腐食が出ている。ヘッド周りもあまり綺麗とはいえないが、磨耗は無いようだ。さすがTechnicsご自慢のHPF(ホットプレス・フェライト)ヘッド(^^)カタログによると素材の硬度は硬質ガラスに匹敵とある。へぇー。

Rs670u04 モーター電源部分の電解コンデンサを交換。チューブラ・タイプだ。手持ちのチューブラ・コンデンサを物色するも、耐圧、容量の合うものが無い。今時こんなもの探すのも大変だ。

Rs670u05 色々と考えた末、基板自立型のKMH(ニッケミ)を加工して取り付けることにした。手持ちの関係から35V/2,200uF⇒50V/3,300uFと若干耐圧、容量共にアップ。

Rs670u06 パネル周りを可能な限り分解。カセットホルダーのカバー(黒いハウジング)はパネルの他、インナーパネルも緩めて手前に引かないと外せないので少々面倒だ。外装の洗浄は後回しにして、メカ部分のメンテナンス。

Rs670u07 アイドラー、リール台などをを外していく。メカはすべてシャーシと一体化しており、単独で取り出すことは出来ない。

使用頻度は少なかったとみえて、リール台、アイドラーの磨耗は少ない。ゴムの硬化もあまりないようなのでクリーニングだけで大丈夫そう。ラッキー♪途中Eリングを外した時に、一個ふっ飛んでしまい、探すのに苦労した。主立ったサイズだけでも予備を持っているといいのかもしれない。

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NRは非互換

昔録音したカセットテープ。いらないものも沢山あるのでいい加減捨てなきゃあね。。と思って、少し整理。おお、こんなテープあったんだ。。なんて感動もあってちょっと楽しい。

残しておきたいものはテープがヨレないうちにデジタル化して、CDにでも焼いておこうかな、なんて思いながらちょっと聴いてみる。へえ、こんなに音悪かったっけ?それともテープの劣化かね?

Ct 生録したもの、アナログLPから録ったもの、「"竜とかおる"のひとつのめぐり逢い」って‥‥1974年発売だよ。うっひょー!。確かこの1枚しか出してないよね、この人たち。しかもテープはTDKのED C-45。我が人生に歴史あり。。。

さてそんな中、明らかに高域の誇張された変な音のテープがある。インデックスカードを見ると『DOLBY-C』の文字。ああ、TEACのZ-5000を使っていた時分に、そんなNRも使ったっけね。って、

あ、、、、

DOLBY-Cの付いてるデッキ持ってねえやん(^^;
手許にあるデッキは全部DOLBY-B搭載の古いモデルだけ。そんなん忘れて、みんな処分しちゃったよ。

さあて困った。残しておきたい音源もあるのに、きちんと再生できん。また1台『DOLBY-C付き』の探さんと。。。やっぱTEACかSONYあたりか。

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やっちゃいました。。 [AIWA AD-7600]

3ad7600 また病気が始まりました。アイワのAD-7600…ねこまたぎが中学3年の時、バイトして初めて買った思い出のカセットデッキです。

いいかげん止めないとねぇ、と思いながらポチッ。。。

ドナーを含め全3台、昨年あたりから蒐集。おそらくサービスマニュアルは入手不可。しかもねこまたぎはメカ物の修理は苦手。どうすんだ?

ぷらっし~@さんにヘルプお願いするか? (^^;←迷惑

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忘れた頃に出来上がり [TC-K4]

最近はちょいと仕事が忙しくて(毎日帰りは夜中…)オーディオいじりはお休みしていた。ブログの更新も出来ぬまますでに3月だ。早いねえ。。

というわけで、暫く放っておいたSONYのTC-K4をいじりまする。カセットホルダの裏側にある残量確認窓についている電球がひどく暗いのでLEDに交換した。

元から付いていたのは普通のムギ球。これはAC灯火なのでそのままは繋げない。整流回路を追加しようと思ったが、せいぜい10mA程度なのでDCモーターの電源からもらってくることにした。途中に10mAのCRDを割り込ませて配線。

Tck406 各色のLEDを試してみたが、窓の部分についているレンズ?(ダイヤカットのような模様のついたプラ板、仮面ライダーの目みたいなやつね。)が黄色なので、結局黄色のLEDを付けることに。黄色の輝度は数値的にはあまり高くないのだが、思ったより明るくていい感じになった。

Tck407_3   最後に外観をせっせとひたすら磨く。パネルとつまみ類は水洗い。見違えるほど綺麗になってうれしい(^^)。以上、

■ベルト交換
■アイドラー、メカ清掃
■REC,PLAY切替スイッチ洗浄
■電解コンデンサ全数交換(UTSJ)
■ヘッドアジマス調整
■テープスピード調整
■レベル調整
■カセット窓電球→LED交換
■外観清掃

と一通り実施して、このカセットデッキの修理は完成。

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陽気なコンデンサ? (Jovial)[TC-K4]

Tck404 TC-K4内部の電解コンデンサを交換する。電解コンデンサの寿命はおよそ10年と言われている。電極の間に挟まっているセパレータに電解液が染み込ませてあり、これが年月の経過により乾いてしまうためだ。また、稀に封口部から液漏れすることもある。

古い機器の電解コンデンサだから必ずしも不良というわけでは無いけれど、今後の故障予防やおまじない?みたいな気分的なものもある。

Tck405 今回は初めて『東信工業』のオーディオ用『UTSJ』を使ってみた。Jovialと名付けられたこのコンデンサは、某オンキョーメーカーと東信工業の共同開発とのこと。足に銅線では無く鉄線を使っていることや、スリーブの色がクリアなのもメーカー開発室からの指示らしい。スリーブの色で音が変わるって…その細かいこだわりは、ねこまたぎのような無頓着者には猫に小判かもしれんがのー。

基板上の電解コンデンサの内、水色のスリーブを被っているもの(一般品)をすべてUTSJに交換。かなりの数なので正直疲れました。。。数個あるオレンジ色のコンデンサは低インピーダンス品なので、交換せずそのままに。

交換後の試聴結果だが、中低域の音に厚みが加わった感じがする。高域はむしろ落ち着いたか?歪感が少ないので落ち着いて聴こえるのかもしれない。やったことを正当化するために良い方向に解釈することにする、これはオーディオの基本です(^^)

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何故かカセットに執着中 [SONY TC-K4]

今回手を付けたのはSONYのTC-K4で、普及価格帯のデッキとして決して高級なものではない。それでもやはりこの辺の機器に対する憧れが自分にとってのオーディオ原点といえる。ソニーらしいデザインではあるが、今見れば取り立ててどうということも無い。しかし当時の郷愁も伴って、私の目にはとても美しく映る。多くの中年?オーディオマニアは同じようなものなのではないだろうかね。特にこの時期のソニーはオーディオメーカーの中でも常に先進的な製品を次々世に送り出しており、『SONY=憧れ』の図式が成り立っていたように思う。

Tck401 さて不具合箇所は回転の不良と発振。まずは早速分解してメカの修理。ベルトがずるずるに伸びていて、更に長期に渡って放置されていたので、プーリーの形に固まってしまっている。

メカを取り出してすべて(3本)のベルトを交換する。その際メインベルトのプーリー表面に削れたゴムの屑?が付着しておりボコボコだったので、600番-1200番の耐水ペーパーで研磨。モーターを回しておいてペーパーを軽く当てるだけで綺麗になる。フライホイルも抜き取り同様に軽く研磨、キャプスタンにシリコングリスを塗布。アイドラー関係もクリーニング。これだけで回転系は問題無く動作するようになった。

Tck402 全体的にグリスが若干硬化しており、メカの動きが緩慢なのが気になるのでパーツクリーナーで古いグリスを拭き取り、可動部に新たにモリブデングリスを塗布。

次に発振の修理。電源を入れるとVUメーターが振り切れてしまう。これは古いデッキにありがちの症状で、ほとんどが録再(REC/PLAY)切替スイッチの接触不良だ。
Tck403 外観からするとさほど汚れてもおらず、接点の酸化もひどくは無さそう。基板上のスイッチを外して清掃するのはかなり面倒(足の数が半端じゃなく多い)なので、隙間からCAIGのD5を吹き込んで数回動してやる。

案の定これだけで発振もおさまったので仮組みして音を出してみる。

へえ、カセットって案外いい音するもんだね、なんて改めて感心してしまう。それでも実測してみるとカセットのf特なんかひどいもので、それでもいい音に聴こえるのだから、特性の良し悪しが必ずしも聴感上の音の良し悪しと結びついているわけでは無いということが解る。

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日々是精進也 [Marantz 5020]

先日マランツの「5020」というカセットデッキを入手した。お決まりだが不動のジャンク品。1970年代のモデルなので、30年も経てば動かなくて当然といえば当然だ。

前にも書いたが、ねこまたぎはメカモノの修理には比較的弱い。「ココとココが組み合わさって、コレを押すから~」とか「これどこに引っかかってたの?」とか考えるのが面倒なのである。ましてマニュアル無しだと「あれっ外れないぞ?どこが止まってるんだ?」みたいな感じになるのがしんどい。要するにめんどくさがり屋なのだ。しかし、そこを敢えて挑戦するのは苦手を克服するための精進なのである(笑)。

カセットデッキ修理のセオリー通りベルト類の交換、アイドラーの清掃などを経て一度は直ったように見えたが、どっこい問屋が卸さない。アイドラーが磨耗、硬化してしまっていて早送り、巻き戻しがダメ(T_T)

マランツに問い合わせしてみたが、当然のように「そんな古い部品はねえよ」と言われ、どうしようかと考えていたところ、またもう一台同機種のジャンク発見。救世主かもしれぬ。こいつはモーターが壊れていたので全く動かなかった。

502002

しかし使用頻度の少ないかなりの上物だったので、必要なメカ部品を取り出して移植を敢行した。

502001_2 結果は上々、ニコイチで1台は見事に復活したのだった。(とりあえずメカ部分だけ。電気的には後日調整することにする。)

デザインがとてもマランツらしいクラシックな風合いでねこまたぎの趣味にぴったりである。なので、不要になった廃棄部品からVUメーターだけ外してとっておくことにする。

502003 今度アンプでも作る時に出力レベルメーターとして取り付けてみようかしらん。(と思ってためこんでいるメーターがすでに10個位はたまっているのだった‥‥)

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カセットデッキ緊急修理! [PC-G2]

Aurex07120602 Aurex(オーレックス)←東芝ね。
のPC-G2という機種を入手したので緊急に修理。といっても自分の中で緊急な気分なだけで、別に理由は無いです(笑)。

『テープを出してプレー操作するとピンチローラーもキャプスタンも巻取り軸も回るのにテープを入れてプレーすると何故かスグ止まってしまいます、ジャンクです。』ということだったので、多分リール台の回転検出がうまくいかず、オートストップしてしまうのだろうと勝手に思っていた。

デッドストック品とのことで新品と同じ状態なのだから、メカの損傷やヘッドの磨耗も無さそうだし、それならベルト交換程度で比較的簡単に直るなと思って購入したのだが。。。かなり手こずってしまった。

リール台はすべてギアドライブで、アイドラーやベルトは使っていない。ここでまずベルト交換すれば‥‥という可能性は消えた。でも実際テープを入れてPLAYにすると止まってしまう。モーターのトルクはあるし、回転検出も問題なさそう。全くの原因不明状態。

ロジックのコントロール回路かもしれないと考え、モーターの制御用トランジスタを全数外してチェックしたが問題無し。こりゃあ、ロジックのIC不良か?そうなるとICが入手出来なければお手上げだ。

ルーペを使って暫く動作の様子を見ていてふと気づいた、リール台ドライブギアにある小さな汚れ。0.5mm程度のちっちゃなポチッとしたヤツ。この汚れを取ろうとしてちょいと爪楊枝のようなものでつついてみたが取れない。なんだ?結構硬いな。

細い棒の先でカリカリやってたらようやく取れた。硬化したグリスかな?それとも埃?‥‥まさかこれが原因?

テープを入れて動かしてみると⇒⇒⇒おぉぉぉ動いた!

Aurex07120601_3このデッキはオートストップ機構にモーター自体の停止を検出する回路が組み込まれている。これがかなり敏感で、0.5秒も停止するとオートストップがかかる。無負荷(テープを入れてない状態)で回すとギアの噛み込みが浅いので、先述のちっさな汚れを乗り越えて回ってしまうのだが、テープを入れてテンションがかかるとギアが深く噛み込むため、ほんとに小さな汚れが引っかかってモーターが停止してしまっていたようだ。

まさか。。と思うような故障だった。手を付け始めてからここまで約5時間。原因が判ってしまえば簡単な理由ではあったのだが、結構大変な修理になってしまった。

その後ランニングテストを2時間程度行った。非常に快調で音も結構いい。

めでたしめでたし。

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カセットデッキ完成 [DT-4101]

Dt410102ニッコーのアンプと平行して先日手を付け始めたカセットデッキを直す。ちょっと日が空いてしまったのは、ベルトの調達に時間がかかってしまったため。

純正のベルトは入手不能なので、アキバの千石電商で購入。3箇所あるベルトを交換する。動作確認⇒特に問題なし。心配したリール台アイドラーのスリップも無く、巻き取りトルクもある。

Dt410103 メカ周りを組み立ててテストテープで軽くアジマス調整。出力レベルが左右でだいぶ違ったので、基板上のトリマで調整して完成。なんかあっけなく終わってしまった。

システムに接続して音出しチェックしてみた。再生の音質は普及機としては普通のレベル、録音の音質はちとキツイかなぁ。まあ、高級機と比較しての話なので、通常BGM程度に使うレベルとしてはOKなんじゃないかと。

Dt410104 見た目がいかにも昭和レトロな感じは◎なカセットデッキでした。以上、こいつはおしまい。

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次はカセットデッキだぁ [DT-4101]

Dt410101 アンプの修理が終わったので、早速次の獲物(修理ネタ)を探す。(やっぱりこれは病気だ)。

DIATONE(三菱)のカセットデッキ『DT-4101』。ねこまたぎはちょっと機械物には弱い。特にカセットデッキみたいな複雑なメカはバラした後に元に戻らなくなる可能性が高い(笑)。

ま、いっか。

これも少し前にオークションで入手したもの。デザインは昭和の良き時代を匂わせるものだが、樹脂のボディーでだいぶ生産も合理化されてきた時代のものなのかね。

早速開けてたまった埃を取って外観も磨いてみる。まあまあ全体に程度は良いが、上に物を載せていたようで、上面にはスリ傷が多い。パネル面にクリア塗装をかけなおせば綺麗になるだろうけど、今回は面倒なので手抜きをすることにした。例によってジャンクとして不動のものだったが、ベルトが劣化して切れているだけのようだ。しかし何で古いゴムベルトってのは、こうもベタベタに溶けちゃうんだろうねえ。掃除が大変だよ。

アイドラー関係は多分まだいける(はず)。

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