[アンプ]

修理依頼品 [ONKYO A-925]

旧友のアンプが調子が悪いとのことで、『修理してちょんまげー』(注:実際にはちょんまげとは言っておりません)と置いていった。オンキョーの「Integra A-925」というバカデカいプリメインだ。歳とってくると、こういう重量物は腰にくる(笑)。

A92503 インプットセレクタの接触不良がひどいとのこと。確認したら確かにひどい。ちょっとつまみを左右に動かしただけで、ブツブツと音が途切れる。モータードライブの付いたロータリーSWはちょっとメンテナンスがめんどくさそうだ。

A92501 まずはセレクタの基板を本体から分離し、スイッチのはんだを除去して基板から取り外す。カバーから取り出して躍動子をバラしてみると、思った通り接点は真っ黒に汚れている。FLITZを綿棒に少量付けてこすって綺麗にし、更にCAIGで清掃。

A92502 ←ぴかぴか~

接点に薄く粘度の低いグリスを塗って元通り組み上げると、接触不良は完全に無くなった。

これで修理完了かと思ったら、今度は時々左chの音が小さくなる。

A92504 色々調べてみると出力ミュートリレーのON-OFFで状況が変化するので、こいつの接触不良が原因だろう。リレーはバラせる構造では無さそうなので交換。汎用では合わない形状だったので、ONKYOから純正部品を取り寄せた。

A92505 完成して試聴。デカい電源トランスとブロックコンデンサを見て、「お~いい音しそうじゃん」と思っていたら、やっぱりいい音がした(何事も見かけから入るタイプ-笑)。低域の密度が高く、高域はまろやか。

A92506 NO-NFBっぽい感じの音なので調べてみたら、やっぱり電力増幅段は無帰還回路だった。前から作ってみようかと思っていたNO-NFBのパワーアンプ。いいなぁ。。。スピード感を求める向きには合わないかもしれないが‥‥好きな人にはたまらない音だと思う。

直らなかったことにして「あー、あれ処分しちゃったよ」とか言って貰っちゃうか?(こらこら、見てるってば)。

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ジャンクいじり復活? [Victor JA-S5]

というわけでは無いが、引越し前、「JA-S5」の修理中に撮っておいた写真があったので、続きをアップ。現在は移転後のゴタゴタで、未だおあずけ‥‥

このアンプでは終段のバイアス基準電圧発生用に1パッケージ、3連のダイオード(シリコン・バリスタ・ダイオード)が使われている。「基準電圧ダイオードをLEDにすると音が良い」という話をどこかで聞いたような覚えがあるので、試しにやってみた。

バリスタの基準電圧は1.8V程度と思われるので、赤のLEDの順方向電圧が丁度良さそうだ。試聴してみたが。。。音の違いは全くわからず。

Jas509 尚、このあたりはちょっと間違えると(たとえばLEDを逆接続するなど)、過大な電流により、最悪終段の破壊に繋がりかねない。少なくともLEDにすることで基準電圧が狂い、バイアス回路の再調整は必須。読んで理屈が良く解らない人は真似しないでちょ。

さてLEDに交換してみたものの、何のご利益も無く(見た目には光ってきれい)、バイアスの安定度は悪くなってしまった。電源投入後、5分以上経ってもアイドリングが一向に落ち着かないので却下。元に戻す。

Jas514 基板上の半固定VRを新品に交換。コスモスのサーメットトリマを使おうと買ってきたら、あれれ?足の配置が逆じゃん(^^;

Jas515 仕方無いのでプライヤで基板ピッチに合わせて曲げて何とか取り付け出来た。何事も未確認で進めるねこまたぎに多いパターンではあるので、この程度は普通。

又、ミューティングリレーの動作が確認出来たので、仮のリレーを外してきちんと交換する。が、基板に合うサイズの部品が手に入らなかったので、汎用を取り付けることに。

Jas510 取り付け場所は基板付近の鋼板シールド。リレーは消耗品なので、今後交換が楽なようにソケットを利用する。

Jas511 リレーソケットの取り付け穴位置のテンプレートを作って、シールド板に貼りつけ。ドリルで穴を開け、ソケットを固定する。パワーアンプ基板はカードエッジコネクタ仕様となっているので、コネクタから直接引き出して配線して出来上がり♪

Jas516 次にプリアンプ部の電源回路の電解コンデンサを交換。ほぼ全部液漏れしておりカピカピになっていた。

Jas517 最近この手のチューブラー型は少ないので、探すのが大変だす。アキバではラジオセンター1F「三栄電波」が品揃えが良くおすすめ。

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電解コンデンサ比較 [Victor JA-S5]

『JA-S5』の修理続行。パワーアンプの電解コンデンサと差動段の石を交換。無精者のねこまたぎとしては珍しく、hFEは厳密に選別したトランジスタを使い完璧を目指す(笑)。

数箇所ある電解コンデンサを交換。基板のパターンからざっと回路を解析、音質に影響を与えそうな部分(NFBの接地用コンデンサと、ドライバのバイパスコンデンサ)に数種類の電解コンデンサを取り付けて、音質の比較をしてみた。

Jas506 ■まずは一般的な定番アイテム、ニッケミのKMG。メーカー品にも良く使われている。全体のバランスは良く、癖が無い。Hi-Fiではないが、安いし無難という意味ではこれが一番かも?高域がちょいと荒削りなのが残念。が、しかし、これだけの音が出れば、あえてオーディオ用はいらない気もする。
Jas508 ■海神無線のお兄ちゃんに『音がいいコンデンサは?』と聞くと必ず一番最初に出てくるニチコンMUSE-BP(笑)。正式名称はES。バイポーラ(無極性)なのでデカい。なるほどマイルドでいい感じの音。低域は良く出るが、締まりがちょっと足りなくてボワッとする。高域は甘め。
Jas512 ■SANYOのOSコン。データシートによれば「バイパスコンデンサに最適」とある。確かにレンジは広く、低域の量感もありタイトだ。高域の繊細な鳴り方も見事。難は耐圧が25Vしか無いこと。今回、確認不足(というか勘違い?)で見事に破壊。
Jas507 ■ELNAのシルミック。高域は繊細。低域の量感もある。今回試した中では一番OSコンに近い感じ。華やかだけど上品な音。低音の締まり感はOSコンには負けるが、MUSE-BPのようなぼやけた感じでは無い。Hi-Fiサウンドだ。

何を勘違いしたのか、勝手に耐圧は25Vで良いと思い込んで、25VのOSコンを取り付けてしまった(OSコンの耐圧は25Vが上限)。おお、いい音じゃん。。と思いながら聴いていたら、突然オフセットが崩れて調整不能に。コンデンサがショートモードでパンクしていた。

回路を良く見ると40V位かかっている。あぶねーあぶねー。他の部品やスピーカーにダメージは無かったので一安心。あはは。

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引越し前、駆け込み修理 [Victor JA-S5]

Jas501 以前手に入れたVictorのプリメインアンプ『JA-S5』。当時ビクターご自慢のSEAというトーンコントロール(イコライザ)を搭載したモデル。ずっと放置してあったのだが、引越し前に直しておこうかと思い、手を付けることにした。

出品者曰く「ミューティングリレーがONになりません。リレー交換で直ると思います。」とのことでジャンクとして格安で落札。リレーをジャンプして直結するとちゃんと音は出ることは入手時に確認済み。SP出力にはDCのドリフトは出ておらず、ミューティング回路の不良。

Jas502 まずはリレーを外してみると、なるほど接点が固着しており動かない。特殊な形をしており、代替になりそうなものが見つからなかったので、とりあえず手持ちの密閉型の12V2Cのリレーを無理やり取り付け。ちなみに載せてある小さな基板は以前、他の使途用に作ったもの。

が、動かん。。。調べてみるとコイルに電圧が出ていない(駆動トランジスタのコレクタ電位が下がらない)。ベースにはONの信号は来ているので、ドライブしているトランジスタが壊れているらしい。

Jas513 目の前にあった、Pcにちょっと余裕のありそうな2SC3405に交換してみる。高速スイッチング用なので丁度いいだろ。ついでに周辺の電解コンデンサも交換してOK。スイッチON。

動かないねぇ。。。もう一度各部の電圧測定。やはりベースにはトリガ?が入っているのに電圧が出ない???ん?少しだけ出てるぞ?

ひょっとしてhFEが低いのかもしれん。2SC3405のデータシートを見てみるとhFE=6~10しか無いじゃん!それじゃってことで、思い切り高hFEのダーリントントランジスタ2SD1828に交換してやるぜ。hFE=4000。これでどうだっ!(何事もやることが極端だ-笑)。

カチッ(←リレー)
おお、直ったではないか♪何事も確かめずにやってしまう、ねこまたぎには良くある凡ミスなのだ。

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ナショセミ三昧 その3

電源ON時に派手なポップノイズが出る。どうやらコントロールアンプのようだ。LM3886の方が立ち上がりが早いので、コントロール出力から瞬間出るDCノイズをフルゲインでスピーカーに送り込む。ボコッ!!スピーカー壊れそう。

Dau20016 というわけでミューティング基板を追加。ディレイタイム1sec.程度でノイズは完全に消えた。

Dau20015 そういえばLM1036用の電源基板を音響用のものに交換したのだった。これは製品化しようと思って以前試作したもの。あまり贅沢な部品を使ったため、コスト的に合わず断念。試作品だけが転がっており、勿体無いので今回出番となった。

音が良くなったかどうか?は不明。

組みあがり試聴してみた。やはりLM3886独特の艶っぽい柔らかい音だ。コントロールアンプを追加したことにより特に音が変わった印象は無いので、LM1036はかなり原音に忠実で、フラットな音質なのだと思う。

Dau20017 入力端子⇒スピーカー出力をオシロで観測してみた。まずは1KHz 8Ωダミーロード、10W出力の方形波。綺麗な波形だ。2現象オシロのくせに、プローブの具合が悪かったので、出力のみの観測。

Dau20018 次に10KHz 10W出力 正弦波と方形波。少し高域が鈍っているが、まずまずの結果。発振止めの位相補正が効き過ぎかな?このHi落ち傾向がLM3886の柔らかさなのかもしれない。ちょいクロスオーバー歪のようなものが見られるが聴感上特に耳障りな音は出ていない。

Dau20019 以上はLM1036~LM3886までの総合的な結果で、どちらのICがどうなのか?まではわからない。が、ねこまたぎは特性云々というのはあまり好きでは無いので、一応ここまでにしようと思う。妙な発振などが無いかどうかチェックしているだけで、要は聴いて心地良い音が出ていれば良いのだな。

結果⇒LM1036を使ったコントロール回路は十分使える音だった。

ただし電圧制御なのでICから出力される基準電圧のばらつき、ボリュームカーブの偏りによって、特にトーンコントロールやバランスはセンター位置がフラットになるとは限らない。実際今回作った基板ではちょい右寄りでフラットになった。厳密に調整するには別途外部に基準電圧を作って、微調整可能にするのが良いかもしれない。

Dau20020 以前、電球⇒LEDに換装したチューナーとお揃いになった♪レトロな感じでいいね。

おしまい。

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ナショセミ三昧 その2

音とは関係の無い部分だが、スピーカー端子が超ショボ~いネジ式だったので、金メッキの陸軍型ターミナル(バナナプラグ対応)に交換。外したショボショボ端子は速攻捨ててしまったので、画像はありませんです。

Dau20010 まずは丁度良さそうな幅のアルミ板をホームセンターで購入してきて、カットしてから穴を開ける。写真で赤く写っているところは、マーキング用にマジックを塗ったところ。塗りつぶした上からケガキ針で書くと、ラインがはっきり見える。カット後に溶剤で落とせばよい。

Dau20013 出来上がったパネルにプライマー、黒と順に塗装する。乾燥したらターミナルを取り付けて端子盤は完成。右上の角に大きなRがついているのは、トランスを取り付けてあるナットと干渉するため。ねこまたぎは計画性の無い採寸をするので、こんな感じで不具合が起きるのは日常茶飯事のことなのだ。

最初はとても丁寧に作業を始めるが、途中不具合が見つかり出して、途端にやる気が失せて来るというのも毎度のこと。あーーっやんなってきた。めんどくせえ(笑)。

Dau20011 本体側の切り抜き。元から開いていた穴を多少広げるだけで済んだ。カットにはハンドニブラーを使用。取付用のネジ穴を開ける。端子盤のネジ穴を2φ程度にしておいて、本体に重ねて仮固定してから、同じ径のドリルで端子盤を治具として上から穴開けすると、本体側にケガく手間が省けるし、穴位置もずれない。下穴が開いたら本体、端子盤共に3.2φに広げる。

Dau20014 M3のネジで取り付けて完成。ちょいと高級な感じに出来上がった。見た目が良くなると何かいい音がしそうな気がしてくるが、それは多分気のせいに違いない(笑)。

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ナショセミ三昧 その1

Dau20001 先日ぷらっし~@さんのブログでご紹介頂いたDIATONEの「DA-U200」(というか改造品)、まだ記事にしていなかったので、遅ればせながら取り上げまする。

入手時は故障品とのことだったのだが、ヒューズが切れていただけですぐに復活。そのままでも使うことは出来たのだが、別段個性のある音でも無かったので【電子ボリューム・トーンコントロール用IC⇒ナショセミLM1036】を試すため改造することにした。

Dau20002 内部は一枚基板だったので、そのまま取り外してしまい、電源トランス、平滑部、放熱器、パワーメーター、インプットセレクタを流用、アンプ部はすべて自作品に入れ替えた。

Dau20004 写真が内部の様子。パワーアンプ部はAU-5900の改造にも使用したLM3886を使った基板。前回使用して非常に良い結果だったため、今回も基板のパターンはそのまま、使用コンデンサを若干変更したのみで基本的には同じものだ。

Dau20005 コントロールアンプ部は今回新しくLM1036を使用して製作した両面基板。おそらくカーオーディオでの使用を考えて設計されたICだが(DC12V~16V駆動)、スペックシートを見る限りでは、ピュアオーディオでも充分使用可能なものだ。トーンの時定数を決定するコンデンサと入力カップリングはAVXの積層フィルム、出力のカップリングはMALLORYの150シリーズを使った。

Dau20003 電源部はパワーアンプ用に±30Vの2電源。そこから分岐させてLM317で12Vの単電源を作り、コントロールアンプに供給している。写真はシャーシ裏側から基板のパターン面を見た様子。

今回の改造のメインはLM1036であることは先に述べたが、このICはゲインが基本1倍。つまりコントロール機能のみ。増幅作用は無いので、プリアンプとして使う場合には、17dB程度のフラットアンプを追加するのが普通だ。。。が、今回は音質評価のためあえて入れなかった。

別のフラットアンプを加えることにより、そのアンプの色が出てしまうのを避けるためだ。LM3886によるパワーアンプ部は入力1V弱で最大出力が得られ、通常のCDプレーヤ、チューナーなどの出力であれば、十分実用範囲に入る。

Dau20006 ボリューム、トーン、バランスなどのコントロールは基準電圧による電圧制御となっており、各ボリュームには基準電圧(3番ピン)とGND(1番ピン)を共通配線する。2番ピンのみが検出に使われ、配線が簡略化されてとても楽ちんだ。無精者のねこまたぎにはベストマッチなICなんである。

Dau20007 入力は「PHONO」「TUNER」「TAPE」の3系統だが、入力数が少なく使いにくいので、PHONOは使わない前提でイコライザを外してしまい、ラインレベル3系統の入力とした。入力の切り替えには元から付いていたプッシュスイッチを流用、余計な部分の基板(フォノイコライザ)をカットしてしまい、スイッチ部のみ使った。配線はすべて新しいものに交換してある。

Dau20009 パワーメーターの駆動用にスピーカー出力を整流する基板を追加。順方向電圧の低いゲルマニウムダイオードを使用。半固定抵抗を設置して調整可能にしてある。校正は1kHz、1Wで行った。メーター自体がどんなもんかわからないが、大した精度では無いだろうね。ま、アクセサリってことで。。。

続きはまた明日。

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ミューティング回路 [AU-5900]

先日改造人間となって?破壊してしまったミューティング基板を作り直した。今回は壊さないようにガラスエポキシを使用。象が踏んでも壊れんぜー(^^)

そういえばアーム筆入れってまだ売ってるのかな?(歳ばればれ)

Au590011 ミューティングの回路自体は「ねぎ」様のページに掲載のものを使わせて頂いた。

違うのはリレーの電圧に合わせて電源電圧を落とすため3端子レギュレータを追加したこと、トリガ?の平滑コンデンサ(C3)の容量を減らしたこと、電源電圧が高いのでD3の電圧を変更したこと。

シンプルだが非常に良く考えられた回路だと思う。ねこまたぎも今までON時の遅延回路までは考えたのだが(似たような回路になった)、OFF時にコンデンサに貯まった電荷をどう放電させるか中々思いつかず、試行錯誤していた。

この回路を見たとき「なるほどな~」と感心してしまった。PNPのトランジスタをうまく使いこなしている人を見ると尊敬してしまう。

ねこまたぎの頭の中では電気といえばマイナス接地しか存在しないので、トランジスタはNPN。PNPを使うという発想自体が無い(笑)。

■動作の説明

①電源が入るとR3、R5を通してC4に電荷が貯まっていく。

②Q2、Q3とD5の順方向電圧合計に達するとQ2、Q3がONになる。

③Q3のコレクタ電流でリレーがONになる。

この時Q1のベースにはAC電源を整流した電圧をR1とR2で分圧した電圧(約2.6V)が加わっており、エミッタの電圧(R6で繋がっているC4の電圧≒1.9V)より高いので、逆バイアスのためQ1のC-E間はカットオフ状態。

ここまでが電源ON時のディレー動作、ここから先はOFF時の放電

④電源がOFFになるとアンプの主電源(+27V)よりも先に、ACから直接取ったQ1のベースが先に電圧降下する。(平滑コンデンサの容量の違いにより、電荷が放電される時間差)

Au590012⑤ここからがミソ。すると今までQ1のベースにかかっていた逆バイアスが無くなる。Q1の周辺だけを抜き出すと右の図のように書き直せる。あたかもC4を電源とした、エミッタフォロワの基本回路だ。

⑥R2を通してQ1が順方向にバイアスされ、E-C間がON状態になり、C4に貯まっていた電荷が急激に放電される。数100uFの電解コンデンサが一気に放電すると、瞬間的には数Aの電流が流れるため、エミッタにはR6入れてQ1を保護している(のはず‥‥)。

⑦Q2のベース電圧が下がり、Q3と共にカットオフになりリレーが切れる。

すごいなぁ、こういうロジックを考える人ってどんな頭の中をしているんだろ?

Au590009 さて、このミューティングを空いているスペースに設置して出来上がりだ。試してみたらONの遅延は良いのだが、OFF時はノイズ発生よりリレーのOFFの方がちょっとだけ遅くてスピーカーから「ボツッ」と音が出てしまう。

これを解消するには

■R1、R2の分圧比、もしくはD3のツェナー電圧を変更してQ1のベース電位を1.9Vちょい高め、ギリギリに調整する。
■C3の容量を下げて逆バイアスの放電を早めるか、C3に並列に抵抗を入れて放電を早める。(R1、R2の比率は変えずに両方の抵抗値を下げてもいいのかな)

このどちらかなのだが、計算がめんどくさい、熱が出ない、交換部品の値段が安い等の理由で単純にC3を減らすことにした(ねこまたぎ流調整法-笑)。

というわけでC3を47uF→1uFに変更。かなり極端に減らしたが、この位にしないとノイズの方が先に出てしまうので仕方ない。リップルがちょっと心配だったが、リレーの接点が暴れたりもせず、大丈夫そう。適度に容量を減らして+抵抗をパラに入れる合わせ技の方が良かったかもしれないけど。。ま、いっか。安定して動作しているし。

Au590010 これでAU-5900の修理というか改造はおしまい。(っていうか、これもうAU-5900ちゃうやん)

かなりいい音してるんで、しばらくは仕事部屋に置いてBGM担当。

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改造人間誕生?

ねこまたぎ、GWも関係無くいつも通り営業中です(笑)。

パワーアンプを組み込んだ『AU-5900』、LM3886自体は電源のON/OFF時のポップノイズは皆無に近く、このままでも大丈夫そうなのでミューティングはいらない?と思っていたのだが、プリ部から派手なノイズが出る。仕方ないので簡単なミューティング回路を追加するため基板を作った。

Checkpin01 無事仕上がって、いつものように入出力に写真のようなチェックピンを立てようと、ピンをプライヤーでつかんで押し込もうと力を入れたら





Checkpin02_3

基板が割れますた(T_T)・・

あああぁぁぁやってもうたあ。おれの、おれの時間を返してくれええぇぇー

仮面ライダーの第1回目、「怪奇蜘蛛男」でショッカーに改造人間にされてしまった本郷猛が、自分の手の力が普通の人間より強くなっていることに気づかず、水を出そうとして水道の蛇口をむしり取ってしまったシーンが脳裏をよぎったのだよ。

おれは改造人間か?

というわけで本日はおしまい。

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パワーアンプ組み込み [AU-5900 その6]

Seisaku11 パワーアンプ部の基板が出来たのでAU-5900本体に組み込んで試聴する。

おおおおぉぉぉ、いいんでないかい?なかなかまろやかな音が出る。さすがメーカー製の高級アンプに組み込まれるだけのことはあるねぇ。しっとりとした芳醇な傾向の音、中低音に特徴があるマイルドトーンだ。

この音はかなりねこまたぎのツボにはまった★こうなるともうちっといじりたくなるのが人情なのだ。。このあたりが病気の所以である。

そして『電源部強化計画!』

整流して平滑したのみの電源では、音量によって電圧がふらつくし、無信号時±39VだとICの定格ギリギリなので定電圧電源を挿入することにした。電源電圧に余裕はある。現状±39Vの電圧が出ているということは、トランスの出力電圧≒39/1.4≒27Vということなので、ドロップレギュレータで±27V~±28V位に安定化するのが最良と考えた。出力も30W+30W以上は取れるので十分だ。

3886ps ←回路図

電圧を可変出来るようにLM317とLM337を使うが、ICの定格では出力電流は1.5Aまで。これを5A程度まで外付けのTRでブーストする。実際には2A程度までしか使わないだろうと‥‥

電源回路の入出力差は最大10V、損失は20W。B級アンプなので連続使用にはなることは無い前提で考えれば2N3055/MJ2955で充分。しかもこいつなら放熱器に元々開いていたTO-3の穴がそのまま使えるのでバッチリだ(^^)

3886ps01 簡単な基板を作って組み込み完了。出力電圧調整。。。???正側の電圧が調整不能。しかもMJ2955が異常に発熱してきた。

3886ps03 回路図、基板を調べたのだが間違いは無い‥‥わけないだろ。。。あった。。。

LM317の足の配置が7800シリーズと同じと思い込んで、そのまま7800用のライブラリを使って基板を作っていたが、データシートを良く見たら全く違った(^^;

3886ps02 負側のLM337は偶然7900と同じピン配置だったので問題無く動作したのだった。思い込みによる凡ミス。ICもトランジスタも壊れなくてよかった。

基板のパターンを裏で切って繋いで修正。今度は大丈夫。電圧を調整してアンプと接続完了!音に重さが出てきた(気がする)。デカい音量にしても音像が崩れない。ほんといい音なのよ。。これは一聴の価値アリだ。

ねこまたぎはディスクリート信者なので「ICは所詮IC、良く出来たディスクリートには敵わない」と思っているのだが、今回はこれを改めるしか無い。

「ICでも良いものは良い」(笑)。

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プリント基板作り [AU-5900 その5]

Seisaku06 前回の続きです。

←エッチング液(塩化第二鉄溶液)を用意します。湯せんをして液温を40℃位にしておくとエッチングが早くなって楽です。

この中に現像の終わった基板を浸します。溶解する銅箔の面積によりエッチング時間は大幅に変わります。最低でも30分程度はかかります。私は標準的に40-50分程度はかかっています。時々揺り動かしながら様子を見て溶かしていきます。

時間をかければいいというものでもありません。エッチング時間が長すぎると細いパターンが痩せるのでほどほどに。

Seisaku07 銅箔が完全に溶けたら取り出して水洗いします。エッチング液は再利用出来ますので、元の容器に戻して冷暗所に保管します。

銅箔が溶けたエッチング液は「廃液規制対象物」なので、下水に流したり地面に染み込ませて処分することは出来ません。液に付属の処理剤で処理してから廃棄するか、処理をしてくれる業者に引き渡します(販売店で処理を請け負ってくれるところがあります)。

Seisaku08 表面に残っている感光剤は燃料用アルコール(一番安いから)で拭き取ると綺麗に落ちます。その後銅箔が酸化し始める前にフラックスを塗っておきます。フラックスを塗らないと酸化皮膜が出来てはんだの乗りが悪くなってしまいます。

余談ですが、ペーストを使ってはんだ付けすると、表面が多少酸化していてもはんだの乗りは良くなりますが、そのままにしておくとペーストによって銅箔が腐食して、後々パターン切れなどの原因になります。ペーストを使った場合は、残留しているペーストを拭きとっておく方が無難です。

Seisaku09 フラックスが乾いたらドリルで穴を開けますが、必ず穴位置にポンチを打ちます。小型のボール盤があればポンチを打たなくてもある程度正確に開きますが、ハンドドリルの場合は『絶対に刃先が滑って穴位置がずれます』。面倒ですが必須の作業です。

私が使っているのはサンハヤトのミニドリルです。普通のハンドドリルでも使えますが、プリント基板を頻繁に作る場合は1個持っていると便利です。小型のルーターでも代用出来ます。

Seisaku10 ここまででプリント基板自体は完成ですので、部品を実装します。

今回の基板は実験用的要素が強いので、電源や入出力端子にはネジ止めで配線の着脱が容易なコネクタを使いました。

50PFのコンデンサが手持ちに無かったので、100PFのディップマイカをシリーズで取り付けて50PFとしています。不恰好なのはご愛嬌ってことで…

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プリント基板作り [AU-5900 その4]

LM3886パワーアンプ基板の設計が終わったので、いよいよ基板製作。今回はこの手順をご紹介しようと思います(^^)

Seisaku01 ←まず用意するもの。

■パターンをインクジェットプリンタで印刷した露光用フィルム。普通のインクジェット用OHPシートでいいと思いますが、一応気分でサンハヤトの専用フィルムを使っています。

■サンハヤトのポジ感光基板。素材、片面、両面、厚み、大きさなどで色々種類がありますが、今回使用したのは片面、紙フェノール、1.6mm厚、100mm×150mm(12K)というヤツです。

■露光用のライト。サンハヤトの紫外線ちびライトという露光専用の蛍光灯ライトです。一般的な蛍光灯照明でも使えますが、露光時間は2-3倍程度かかります。昼間太陽光でやっても結構うまくいきます。

Seisaku02 ちびライト付属のガラスクランプを使って感光基板とパターンフィルムを密着させます。→→

ただのガラス板でもOK。印刷面(膜面)と基板の露光面を合わせないとフィルム厚の分だけ光が回り込み、パターンの縁がぼやけて痩せてしまうので注意。そのためフィルムに印刷する時に部品面から見たパターンで印刷(反転印刷)しておかなければなりません。基板設計CADを使用した場合、基本的に部品面から見て設計、印刷する仕様になっているので問題ありません。

ちなみに写真では基板面の周囲を黒くマジックで塗りつぶしてあります。不必要に余分な銅箔をエッチング液に溶かさないようにするためです。こうすることでエッチングの際、液の疲労を抑えることが出来ます。

これらは不用意に感光基板が感光しないように薄暗い所で作業します。

Seisaku03 ←ライトで露光をかけます。

ちなみに旧感光剤のタイプは結構時間がかかります。ちびライトで15分-20分程度。普通の蛍光灯だと30分位必要です。この旧感光剤タイプはまだ店頭在庫が残っていて、新タイプと混在していますので注意が必要です。

新感光剤のものは8分-10分程度で終了します。この感光剤は露光オーバーに弱く、注意しなければなりません。フィルムの遮光度が高ければ問題ないのですが、インクジェットだとどうしても多少の印刷ムラが出るので、露光をかけすぎるとパターンにピンホールなどが出来てしまいます。

上記の露光時間はあくまで私の経験上の時間で、メーカー指定のものとは異なっています。実際にはそれぞれ作業する方が、ご自分の環境で試しながら決めるしかありません。

Seisaku04 光が当たって感光済みの部分は茶色く変色するので、時々目視で確認しながら進めます。フィルムから透けて見える感光剤全体の色が青→茶色に変わった直後位が丁度良いと思います。

露光が終了したら、手早く現像液に入れます。現像液は若干温度を上げておいた方が処理が早くなります。(30℃位?)露光がかかっている部分のみ旧感光剤は黒、新感光剤は青色に溶け出します。30秒-1分程度で綺麗に溶けますので、引き上げて水道水で洗います。ここまで来れば明室で作業しても大丈夫。

柔らかいタオルなどで水気を押すように拭き取り乾燥させます。強くこするとパターンのマスキング部分がはげるので気をつけましょう。

つづく…

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TA-F5のサービスマニュアル

メールでご質問頂いたT.S.様へ

返信メールをお送りしましたが、宛先不明で戻ってきてしまいましたのでこちらに記載します。
TA-F5のサービスガイドのpdfを上げておきましたので参考になさって下さい。各半固定VRの調整方法も書いてあります。

サービスガイド
http://necomania.cocolog-nifty.com/xxxxx

回路図は
http://necomania.cocolog-nifty.com/xxxxx

ファイル容量が大きい(特に回路図)のでダウンロードに時間がかかるかもしれません。

調整の注意点としては、テスターリードを当てる際に、隣のチェックピンや部品、パターンとショートさせないようにすることです。感電にも注意して下さい。また調整の初期位置(ドリフトは中点、バイアスは最小)を確認してから作業を始めて下さい。

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SANSUI 改造 [AU-5900 その3]

先日組んだアンプの発振の原因を探るべく、基板に付属していた回路図を見直す。激しく発振してるもんね。

Yokohamakairo ???入力の回路(赤で囲んだ部分)が変だぞ。カップリングの直後にCがGNDとの間に入っている。これだと送り出しのプリアンプから見ると容量性負荷になるんじゃないの?カップリングとの間に抵抗が入っていればハイカットフィルタになるが、それにしても0.1uってのは大きすぎる。

次の抵抗の位置もちょっと変。1kはIC内部に対する直列抵抗だと思うが、その後に22kの入力負荷抵抗がある。普通これの方が先に入るんじゃない?通常は47k位(入力インピーダンス)だから22kってのもちょっと低くないかね??これだと入力インピーダンス1k+22k=23Kになるし、抵抗の分圧によって入力信号は5%程度のロスが発生する。

これらが原因で、送り出し側のAU-5900のプリアンプが発振していたのだ。

ああああぁぁぁ、回路を良く確認しないで基板のシルクに従って部品を取り付けてしもたぁ!

結局直すのめんどくさくなってデータシート見ながら自分で回路を書き直し。基板も自分で作ることにしました。(やっぱり。。。)

Lm3886kairozu 基本的にはデータシート通りの回路だが、ミュート回路の抵抗をJ-FETに置き換えてあったりする。これは8番ピンから-VCCに0.5mA以上の電流を流すことによってMUTE解除の状態を作るのだが、抵抗値を電源電圧によって変えなきゃならないのはめんどくさいので定電流回路としてあるだけ。

この回路を2CH分並べて基板を設計する。まずは使う部品を決めてライブラリ登録。抵抗類はいいとしてICとコンデンサは大きさがバラバラなので必須の作業。

パスコンは大容量で広い周波数帯域で効果のある積層フィルムということで、ニッセイのMMT、カップリングも同じMMTにした。このコンデンサはカップリングで使うと経験上とても柔らかな、ねこまたぎ系の音がするのだ(どんな音だ?)。その他のフィルムは同じくニッセイのオーディオ用APSにした。

Lm3886kiban 基板は片面で。理由は作るのが楽だから(笑)。 ジャンパーは気分的にあまり良くないので出来るだけ使わないで、という条件で設計した。さくさくっと出来る予定だったが、結局たっぷり2日かかっちまったよ(^^;

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SANSUI 改造 [AU-5900 その2]

先日落札したジャンク故障アンプ。直すのがめんどくさくなってきたのと、ただ直すだけじゃつまらんのー。。。Au590007 いっそのことパワーアンプ部を入れ替えてしまったらいいでないの。というねこまたぎ的オーディオいじりに立ち戻って?改造することにした。

まずはパワーアンプ基板を外して取り出す。放熱器はそのまま流用するのでトランジスタを外して洗っておく。次に組み込むアンプを決める。今回は電源をそのまま使えるということで、LM3886で組むことにした。

±35Vで50W出力という、ジェフ・ローランドのアンプにも使われているらしい高性能、大出力ICだ。前から音質の評価もしたいと思っていたし…このAU-5900のパワーアンプ部は±39Vで丁度良い(ICの定格では±42Vまで大丈夫)。

基板は自分で設計、製作するのが面倒だったので、某WEBショップでオリジナルの基板を購入したのだが。。これはどうなんだ?というような代物が届いた。

まずICの足ピッチと基板のピッチがあっていない。ランドは極端に小さいし、部品配置は悪い、出力インダクタのスペースが抵抗1本と同じスペースしか取ってない。ここに付くコイルってどんなんだ?付いている回路図は不親切で回路図に記載されていない部品スペースが基板上にいくつもあるなど。パターンも細っい。

これで50W出したらヤバくねえか?しかも結構なお値段。最初から自分で作れば良かったな。まあぼやいても仕方ないので、穴を開け直したり、裏で空中配線したりと何とか加工しながら組み立てた。

Au590004 次に元のパワーアンプ基板に同居していた整流回路を外付けでシャーシの空いている部分に組み直す。といってもブリッジ整流器をパワーアンプ用、プリアンプ用それぞれ固定して配線するだけ。

Au590003 出来上がった新パワーアンプ基板のICを放熱器と合体して位置合わせ、穴開け。しっかりとネジ止めする。入出力と電源の配線もOK。

Au590006 ←←本体にしっかりと取り付けてとりあえず完成。

スピーカーをつないで電源を入れたら、あっけない位簡単に音が出た!当たり前か。ICは楽だねぇ。

音は。。。何かガサガサしてるぞ?高域がシャリシャリうるさいし。

色々調べてみたら、ある特定の条件で発振していることがわかった。コントロールアンプのフィルタースイッチの位置によっては「ザーーーー」というホワイトノイズみたいな強烈な発振が起きる。どうやらこのパワーアンプを繋ぐとAU-5900のプリ部が発振してしまうようだ。

音が悪い原因はこれか。。。おそらく発振音が聴こえない時でもかなり不安定な状態になってリンギングが出ているのだろう。

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SANSUI 初体験のはなし [AU-5900]

Au5900 山水のプリメインアンプ「AU-5900」パワーアンプ部動作せずのジャンクということで落札。なぜかサンスイは今まで手に入れたことが無くて、今回が初体験になる。

アンプのパネルはシルバーやブロンズが当たり前の時代から、黒いパネルとシルバーの入ったつまみ類が独特の雰囲気を醸し出していた山水。一部では仏壇などと呼ばれ、好き嫌いがはっきりしていたデザインだ。

ねこまたぎはどちらかといえば「嫌い派」だったので一度も手にしなかったし、音もきちんと聴いたことがないのだ。でも今改めて見ると悪くないよねぇ。。あの頃何が嫌いだったんだろう?良く覚えとらん。

さて今回のジャンクの理由は保護回路のリレーが動作せずということ。『ファイナルのトランジスタを交換したが直らず、、SW、VOLはメンテ済み』という出品説明に一抹の不安はあったのだけど。。。

届いて開けてみたら、まあさほど弄っては無さそう??おっとー、外装は一見綺麗に見えるがフロントパネルにはシリコンオイル系の何か?が塗りたくってありベタベタだぞ。アーマオールでも塗ったか?

仕方が無いのでバラしてパネルとつまみは洗浄。もちろんマジックリン(^^;
洗ってみると表面に軽い腐食があちこちに出ていた。油分で黒光りしていたので、写真でもわからんかったよ。

良く見るとボリュームやスイッチ類、リレーなども油分(多分接点復活剤)でテカテカ光っている上に、接点のベタつきに埃がついてしまって…メンテ済みって…まあこんなものだよね。想定の範囲内。

Au590002 終段の外したトランジスタも同梱されていたので調べてみたら、どうやら壊れてはいない様子なので元に戻した。放熱器を外してパーツクリーナーで綺麗に洗ってから、マイカシート交換、シリコングリスも塗りなおして取り付け。

動作しない原因を探ってみる。終段のコンプリ周辺の電圧を測定してみると2SC1403側にはC-E間の電圧が10V以下、一方2SA745側には70V以上出ている。当然PNP側にはバイアスが掛かっていない状態。B-E間は100mV程度しか無い。

前段の石(2SD357/2SB527)にもバイアスの異常がある。差動の2SA798(デュアルトランジスタ)が怪しい。コレクタ電圧が反転側、非反転側では極端に違う。替わりに使える石が無いので、とりあえず2SA1015を2個、エミッタ共通にして付けてみる。

何も変わらず。。。?カスケードになってるのかな?回路図が無いのでパターンを辿って回路を推測するのがめんどくさくなってきたぞ(笑)。

サンスイに問い合わせて回路図が入手可能かどうか聞いてみてからにするかねぇ。

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ビンテージアンプ

Rk700 今まで仕事部屋でBGM用に使っていたレシーバー(チューナー・アンプ)、KENWOODのR-K700を、自分の部屋にステレオが欲しいと騒ぐムスメに譲り渡してしまった。

仕方が無いので次のレシーバーを調達するまで、間に合わせにパワーアンプ(ONKYO Integra 931 nII)を引っ張り出してきて、パソコンに繋いでインターネットラジオを聴くことにした。

以前オークションで入手して、ちょっと音を聴いて保管してあったアンプだ。たまに片chの音が出なくなるのだが、どうやらアンプの故障では無く、電源連動式スピーカースイッチの接触不良らしい。なんとDCアンプの出力ミューティングをリレーでは無く、手動でやるものなのだ。

ロータリースイッチが付いていて、1段目で電源ON、2段目でスピーカーがONになる仕組み。電源を入れるときに1秒ぐらいためてからスピーカーをONにするとあら不思議、「ポッ」というノイズが出ないじゃあないですか!という甚だ原始的な代物なのだけど、これはこれで結構楽しかったりする(^^)

そのうち電解コンデンサの交換と合わせて修理するつもりだったのが、ひょんなことで修理前に出番が回ってきた。ま、たまの接触不良なんで、このままでいっか。

あらら、なんと今までの音(R-K700)よりも格段にいいじゃないの。高域の伸びや繊細な響きが気持ちいい~♪まさに芳醇。

Integra93102 ←←←早速みつけて登場の新し物好き、
おなじみ茶色のしましま

R-K700を買った当時も「こんな音かいね?」と、なんかちょっと値段の割に腑に落ちない感覚はあったものの「BGMだからいいやね」と使い続けていた。

が、やっぱり音良くないっす。。。デジタルプリアンプ採用というのがかなり怪しい。結局ねこまたぎはデジタルの音は合わないアナログ人間なのかもしれない。

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研究結果レポート

Magnetic 比較用アンプが完成したので早速試聴。

使ったソースはSTEPS AHEADの「MAGNETIC」ねこまたぎの大好きなグループだ。1986年の作品で、今まで輸入盤でしか入手出来なかったアルバムだが(レコードは持っていた)、ようやく国内盤CDが出た!しかもデジタルリマスタリングで音も非常に良くなっているのに1,500円。

それまでのステップス・アヘッドはかなり(というか完全に)ジャズだったのだが、このアルバムではハードフュージョン色の強い仕上がりになっており、賛否両論だと思う。しかし、高中正義やPRISM、CASIOPEAあたりで育ったねこまたぎとしては、これはこれでとても心地よい。もちろん「Modern Times」までのJAZZ路線もかなり好きな上での話。

さてアンプの話に戻るが、TA2020-020のデジタルアンプは正直がっかりした。全体に音が歪っぽくガサガサした印象。噂では低音が良く出るとあったが、バランス的には高音が痩せているから、相対的に低音が良く出ているように聴こえるのだと思う。その低音も歪感がありブーミーな感じだ。耳につきやすい高音域は普通に聞こえるが、それよりも上、特にハイハットの細かい余韻などは消えてしまってほとんど聴こえない。アナログアンプの勝ち。

次にコンデンサの比較。これは非常に微妙だった。一般用のコンデンサと東信工業のUTSJの違いを聴き分けるのはとても困難。使ったアンプが安物だったのでこのような結果になってしまったのだろうね (^^;

元々があまり良くない音しか出ないアンプだと、コンデンサの違いはさほど出ないのだということが良くわかった。非効率的な30年前のエンジンの車にハイオクを入れても、レギュラーガソリンとの違いがあまり出ないのと似ている。

それでも中低域の厚みが若干増し、高音域の歪感が減ってちょっとまろやかな音になることは確認出来た。とはいえ、瞬時に切り替えて比較するからわかるのであって、ごちゃごちゃと配線を繋ぎ換えていたのではわからなくなってしまう程度の違い。

このUTSJについての音質評価は、また別の機会に、もっと素性の良いアンプを使って試してみたいと思う。

ところでアナログ→デジタルと切り替えた時にデジタルアンプから音が出なくなってしまう現象が発生した。最初はアンプの故障?と思ったが良く調べてみると、TA2020-020がスタンバイモードに入ってしまっていた。スタンバイモードを解除する操作(ジャンパーを外してリセット)すると元に戻る。何度やっても同じ。リレーのコイルに接続した逆起電力防止用のダイオードを外すと起こらないので、どうやら切り替えの際にリレーのコイルから発生するパルスノイズの仕業か。普通逆じゃん?

まあ、当初の目的だった比較試聴は出来たし、めんどくさいので直さなくていっか。。。

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研究再開★

先日(といっても12月)に入手して組み立てただけで放ってあった、若松通商のデジタルアンプキットを鳴らしてみた。

最初はバラックで組めばいいか。。と思っていたのだけど、東信工業のUTSJを比較試聴するアンプも作ろうと思っていたので、どうせ作るなら1回の工作で済ませようという究極の手抜き作戦でいくことにした(笑)。

Shicyouki01 それがコレ、3コイチ?のへんてこりんなパワーアンプ→→

一粒で3度おいしいと呼んでくれ(笑)

Shicyouki02

表側にTA2020-020のアンプ基板と電源トランス、シャーシ内部にアナログパワーアンプ(といっても自作ではない。ユニエル電子のハイブリッドICを使ったアンプ基板)2台と電源部を組み込んで、それぞれを切り替えて比較試聴するというもの。

アナログアンプ基板2台は普通の電解コンデンサバージョンと東信工業のUTSJバージョンになっていてスイッチで切り替えて比較する。そしてこれらのアナログアンプとTA2020-020も切り替えて比較出来るようにした。

Shicyouki03 デジタルアンプの電源部→→

ユニエル電子の安定化電源キット「AVR-302AH」使用。0V-30V可変可能な定電圧基板。最大電流2Aのすぐれものだ。

Shicyouki04 ←←そしてアナログアンプ部の電源基板。

同じくユニエルの整流平滑電源基板「VR-502」。そのままではちょっとこころもとないので、パワートランジスタ1個を使った定電圧回路(リプルフィルタ)を追加した。

Shicyouki05 それぞれの制御トランジスタは放熱のためシャーシに直接取り付けた。今はあまり見かけなくなったTO-3型のパワートランジスタはレトロな雰囲気が漂っていて懐かしい。TO-220などのモールドタイプの石と同じPcであっても、なんかこちらの方が頼もしく感じてしまう。

Shicyouki06 3系統の出力はリレーで切り替えて出力端子に送る。スイッチ直でも良かったのだが、パワーアンプで電流容量が大きくなるため、接点保護のためにリレー方式にした。(後にこれが原因でトラブルが発生するのだが…)

入力はRCA端子からロータリースイッチとトグルスイッチを経由してそれぞれのアンプ基板に送り込む。

Shicyouki07 入力にはそれぞれアッテネータを入れることにした。比較試聴する時にアンプ毎にゲインが異なると音量に差が出て、音質が良くわからなくなってしまうことがある。だいたいゲインが高い(音がデカい)方が良い音に聴こえてしまう。それを防ぐため、比較前に音量を揃えてしまおうということだ。

とまあ、これだけのことを1台でやろうと思うとかなり複雑になってしまう。穴の数が半端じゃなく多くて、しかもシャーシ材質はアルミでは無く鉄板!穴開けがしんどかった(^^;

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最後の仕上げ [SB-420]

Sb42012 探していたトランジスタが手に入ったので、先日から保留になっていた『SB-420』のプリアンプ部の修理を続行。オリジナルの2SA493と2SC1000が確保できた。何と2SA493は懐かしい帽子型のヤツだ。今でも在庫しているところがあるんだ、と感心。2SC1000は形状が変わっていわゆる普通のTO-92型になっていた。とはいえ、どちらも1980年代初期には廃品種となってしまっているので、存在そのものが貴重と言えるだろう。

間に合わせにつけておいた2SA1015と2SC1815を全部外して交換する。

Sb42013_2 気になっていたパワーアンプ部のDCバランスの調整もすることにした(やっぱり気になる-笑)。差動増幅部の定数を変更。

Sb42014 固定抵抗の変更だけなのであまり厳密には調整出来なかったが、3mV程度には出来た。調整前は30mV以上電圧が出ていたので、それと比べれば十分な値になった。

暫く試運転をしてから、バイアスも再調整して完成。

早速音を出して試聴してみた。プリ部に2SA1015と2SC1815を使っていた時よりも低域の量感が増し、全体に音が太くなった。高音もカリカリした感じでは無く、素直にレンジが広い澄んだ響きだ。

Sb42015 この時代のアンプは何故こんなに良い音がするんだろう?手持ちのKENWOODのアンプ『KAF-7002』と比較してみたが、明らかにこちら(SB-420)に軍配が上がる。

KAF-7002もトロイダルトランス搭載、TRAITRというFET(温度補償素子と出力FETを一体化した新素子)を使い、かなり手のかかったアンプなのだが、比べると音の太さがまるで違う。

やはりOPアンプを使ったアンプは、本気で作ったディスクリートアンプには敵わないのかもしれないねぇ。

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文字が消えたぁ! [Aurex SB-420]

Sb42006 フロントパネルが汚れていたので外して洗ったら‥‥文字が消えた(T_T)
マジックリンで洗ったのがいけなかったか。でも一番汚れが落ちるんだよね。

幸い文字部分に彫刻が施されているので、修復可能だ。パネルを十分乾かしてから、ラッカーペイントで墨入れすることにした。

Sb42007 彫刻された文字の中に入り込むように、ちょっと厚めに黒いペイントを筆で差す。ある程度乾いてきたタイミングで、シンナーを含ませた布で軽く繰り返し拭き取ると中に入った文字の部分だけが残る。

あまり力を入れて拭くと布が彫刻の中に入り込んで、折角入れた文字の中まで落ちてしまうので、ちょっと慣れが必要。あくまでかる~く何回も拭くのがポイント。また、最初にあまり乾かし過ぎると表面のペイントを拭き取りにくくなるので、生乾きの時が一番いい。

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プリアンプも修理 [Aurex SB-420]

Sb42005 アッテネータが接触不良で、回転角によって時々音が出なくなる。新品のボリュームに換えようかとも思ったが、せっかく高級なアッテネータが付いているのだし、開けて掃除することにした。センタータップ付き(ラウドネス用)だし…今時そんなもの無い。

分解して接点をCAIGのD5で洗浄。接触不良はほぼおさまった。その他の切替スイッチも若干切替ノイズが出ているが、こればかりは仕方が無い。それでも接点を洗浄したので、かなり状態は良くなった。

Sb42008 その後色々と試してみたら、まずイコライザにガサゴソとノイズが出ている。これもトランジスタの不良だ。2SA726の差動回路だったが、この石はすでに入手不能。手持ちにあった2SA970に交換した。

Sb42009 次にフラットアンプも片chハムノイズが少し入る。調べるのがめんどくさくなったので、基板上のトランジスタ全交換しちまった。2SA493と2SC1000が使われていたので、先の2SA970と2SC2240にしようと思ったら部品在庫切れ…電源電圧が50V以下だったので、とりあえず間に合わせで2SA1015と2SC1815に交換しといた。

Sb42011 これで結局ほぼ全部のトランジスタを交換してしまったことになる。ガサゴソ、ブーブーいっていたノイズは完全に消えた(^^)

Sb42010 ついでなので電源回路の電解コンデンサをELNAのDUOREX II (ARE)に交換した。電解コンデンサの違いによる音の違いは確かにあるが、『比べてみて』初めてわかる程度。経験上、別々に聴かされたら気づかない程度の違いのことが多いような気がする。(もちろん大幅に変わる場合もある。)

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ハムノイズの原因 [Aurex SB-420]

Sb42002 写真は今回代替に使ったトランジスタ⇒

ハムノイズの原因を調べていくと、どうやらドライバーの石が壊れているらしいことがわかった。ここには2SA632と2SC1382というコンプリが使われていた。耐圧80V、Pc800mW、hFE70-240である。

手持ちのトランジスタで使えそうなのは2SA1358と2SC3421(VCE120V、Pc1.5W、hFE80-240とぴったり)。

*このアンプの構成*
基板のパターンを辿っていくと⇒差動→シングル→コンプリのドライバ→終段らしい。
差動部とドライバを交換したので、ついでなのでシングルの増幅部も取り替えてしまった。ここは2SA818(VCE180V、Pc1W、hFE80-240)だったので2SA1361を採用。ドライバーと同じ2SA1358でも良かったのだが(というか、その方が良かった?)、違う石を使ったのは色々な種類を使いたかったから(笑)。別に理由は無い。取り付けた後でよく調べたらスイッチング用だった。

データシートにはPA用トランジスタとかSW用トランジスタとか用途が書かれているが、SW用はhFEが低め、耐圧が高い、帰還容量が小さいなどの特徴はあるものの、スイッチング以外に使えないというわけでは無い。もちろん音が悪いものもあるだろうが、SW用であっても音が良いトランジスタはある。しかし今回のチョイスはちょっとhFEが低かったかも。

Sb42003 片chだけ交換というわけにはいかないので(左右で音が変わってしまったり、バランスが崩れるので)、右chも同様に交換。故障の原因が劣化した電解コンデンサのDC漏れの可能性も考えて、電解コンデンサも全部交換。おなじみのニチコンMUSE-FX。

アイドリングを調整、マニュアルが無いので暫定的に50mAにしといた。ほんのり放熱器が温まる程度。DCバランスの調整トリマは付いていない。30mV程度の電圧が出ているが、定数を変更して調整するほどの値では無いか。神経質にならなければね‥‥。

Sb42004 いよいよ音出ししてチェック。ノイズも消えて、スピーカーから澄み切った音が流れてきた。とても馬力のある音だ。非力なアンプでは鳴らすのが難しいセレッションの「SL6si」を楽々ドライブした。重低音もドスドス鳴って気持ちいい。最近はこういう音を出すアンプが少なくなったなぁ。

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かっこいいアンプ [Aurex SB-420]

Sb42001 Aurex(オーレックス)のSB-420というプリメインアンプを入手。工業デザイナー川崎和男氏のデザインで、グッドデザイン賞を受賞したという。非常にかっこいいが当然ジャンク品(笑)。「音は出るけれど片方のチャンネルからパチパチと大きなノイズが出ます」とのこと。

手許に届いたので早速聴いてみた。左chからボソボソいうノイズと時折バチバチッという音が出る。トランジスタの不良だ。古いアンプには良くある症状である。

プリとメインを切り離してみても音は出るので、メインアンプの故障。しかもメインアンプの入力をオープンにすると「キュイーン!」と発振する。初段か?

開けて内部の確認。回路図は無いので基板のパターンから読み取るしかないねえ。めんどくさ。

初段は2SC1708の差動増幅。こいつがかなりあやしいので代替になる石を探す。電源電圧を測ってみると正負43V程度なので耐圧は100Vは必要だ。増幅回路のコレクタ電圧は無信号時に通常電源電圧の半分(43V)になっているが、最大振幅時には電源電圧(86V)から0Vまで変化するので、最低限電源電圧以上の耐圧が必要。

2SC1708はhFEが結構高く、データシートでは200-800となっている。手持ちの2SC2240が120V、hFEも200-700と高く良さそうだ。Icも100mA流せるのでOK。左chの差動2個を交換してみる。

ボソボソいうノイズもパチパチノイズも消えたが、今度はハムノイズ(ブーーーン)が出てきた。ありゃりゃー、他の所もイッちゃってるみたいだ。

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[SU-2300] のコンデンサ交換

Su230004 先日手に入れたTechnicsの『SU-2300』内部の電解コンデンサは見た目にもひどく劣化しており、電解液の蒸発による減少(容量低下)、漏れ電流の増加などは間違いない。ということで全部交換した。

Su230005 あろうことか電極から足が外れてしまっているものまであった。これでよく動作していたものだと思う。

音質に直接影響する音声信号が通過する部分(カップリングやトーンコントロールなど)は音響用、もしくは音の良さで定評のあるAVX、EROのフィルムコンデンサに置き換えた。

交換後の音があまりに良くなったので正直驚いた。ICを使った普及価格帯のアンプでも、周辺のデバイスに良質なものを使うと、こんなにもいい音がするんだ。。低域から高域まで非常にフラットな音で、普段使いには十分過ぎる音が出ている。

まあ半導体に関しては、もう数十年前に技術は完成の域に達しており(トランジスタなどのディスクリート部品に関して、という意味で。近年の進歩は集積度に関わる部分が主だ。)、余程の粗悪品で無い限りオーディオ用としては十分な性能を有している。

ということは音質を決定する要素は、回路方式と周辺のディスクリートデバイスということになるのだろう。

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NIKKOのプリメイン完成 [A-500]

A50010 先日から修理していたニッコーのプリメインアンプが完成した。メニューはほぼ全数に近いコンデンサの交換と電源部の整流用ダイオード(SBD)交換、その他細かい改造など。

外観はフロントパネルの洗浄とクリア塗装、ウッドキャビネットのワックスがけ、リヤパネルと端子部の清掃、ACサービスコンセントの交換。パネルは元々ヘアライン仕上げだったので、塗装でピカピカになってちょっと雰囲気が変わったけど、これもまあ悪くない。

ニッコーのアンプ全般に言えることだが、音はマイルドで柔らかめ。低域に量感があって比較的小型のSPでも豊かな鳴り方をする。

ボリュームを絞った時にかすかにハムノイズが乗っているので、少しいじってみたがこれは消えない。アースポイントの問題かと思ったが、ポイントを変えても悪くはなるが良くはならないようだ。ただスピーカーに耳を近づけないとわからない程度なので、良しとしよう。

当分は元気に使えそうだが、アンプが何台もありすぎて、なかなか出番は回って来ないかもしれないねえ。。

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高効率パイロットランプ?

政府が温暖化対策の一環として、家庭やオフィスの照明で使われる白熱電球について、電力消費が大きくエネルギー利用効率が悪いことから、国内での製造・販売を数年以内に中止する方針なんだと。

まあ理に適ったことではあるが、電球の製造に従事している人たちにしてみれば大変なことだ。

A50008 さて、A-500のフロントパネルがだいぶ汚くて、外して洗ってみたが綺麗にならない。表面のアルマイトが部分的に変質してしまっているようで、かなりムラムラ。仕方ないからクリアラッカーを吹いてやったら綺麗になった。

ついでにパイロットランプをLEDのタイプに交換した。白熱球からLEDに交換することでエネルギー利用効率を改善して、温室効果ガスの排出量を削減するのが狙いだ(笑)。メッキハウジングに入ったちょっと高級そうなヤツにしといた。パネルに付いているプラスチックレンズを外して、2mm程度の穴を5mm位に広げた。

本体の回路にも整流回路を追加(ランプは白熱球でAC灯火だったため)、配線も引き出した。よしよし。取り付けてみると‥‥

ありゃりゃー、本体側シャーシの穴がちっせえのだ。LEDのハウジングが引っかかって入らない。しかも裏側には電球用のホルダーがスポット溶接されていて邪魔。さあて困った。

A50009 色々考えた末、ランプホルダーはペンチでつかんで数回折り曲げて疲労させて除去(切断用工具が入らない場所だった)。その後裏側に油圧パンチを差し込んで穴を広げてやった。

無事装着。

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ぬーりぬーりぬ~り

A50007 NIKKO A-500のケースは本物のウッドで出来ている。今ではほとんど見かけなくなったが、この時代には木製のカバーは普通だった。シールド効果などを考えると金属製の方が良さそうだが、見た目の高級感を優先ってことなんだろう。

こいつが30年以上の月日でかなり色褪せ & カサカサになってしまっていたのでワックスがけをした。ホームセンターなどを色々探してみたのだけれど、あまり良さそうなワックスが見当たらず、オークションで「JBLのスピーカーボックス補修用」と銘打って出品されていたものを購入。小さな1缶で3,000円。高っけー!!

刷毛でぬりぬりぬりぬり、布でごしごしごしごし、ぬりぬりぬりぬり、ごしごしごしごし‥‥繰り返すこと3回。
おおおおぉぉぉぉ!綺麗になったじゃん。いわゆる蝋の入ったタイプのワックスなので、暫くはしっとりとして湿っぽい。オイルが飛ぶまで3日位乾燥させることにする。

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パワーアンプ壊れるの巻 [A-500]

A50005_2パワーアンプのコンデンサも交換した。

電解はELNAのARE、カップリングはWIMAのMKS2、フィルムコンデンサはシーメンスのMKHに。サーメットトリマも酸化して真っ黒だったので新品に。

交換作業が終了して調整後、暫く試運転していたら。。突然左chの音が消えてノイズ(ビーーーーーー)が出てきた。びっくらした。

調べてみるとドライバーの石(2SC853)が壊れていた。何でだろ?久しぶりに見るハチマキを巻いたような放熱フィンのついたトランジスタ。当然同じものの入手は不可能なので、壊れていないもう片方の石を外してhFEを測り、同じ感じで使えそうな、というよりオーバークオリティーな(笑)代替品と交換した。

A50005_3 アイドリングとDCバイアスを再調整して様子を見る。問題無さそうなので一応完了。壊れた原因は不明。まあ30年以上も前の機種なので、経年劣化もあるんだろうねぇ、と思う。足も酸化して真っ黒だったし。

コンデンサ交換前の音と比較して、かなりシャキッとした感じがする。デカップリングのオーディオ用電解よりは、カップリングのフィルムコンやその他のフィルムコンデンサの方が音には影響するようだ。

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プリアンプのコンデンサ交換 [A-500]

A50004 プリアンプ基板のコンデンサを徹底交換する。セラミックコンデンサ以外は全部交換。カップリングはほぼ全部WIMAのMKS2、デカップリングはELNAのARE(DUOREX II)に換えた。

MKS2は扱っている商社がなかなか見つからなくて困る。仕方なくちょっと高いのを承知で海神無線で購入している。一通り揃うのは現在ここだけか。

イコライザの時定数コンデンサはWIMAでは良さそうなものが見つからなかったので、EROのフィルムコンデンサにした。

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整流回路付近はちょい手間 [A-500]

A50003 最近はラグ型のブロックコンデンサはほとんど見かけなくなった。今回使ったのも基板自立型のツメ端子。ツメに直接配線するのはやりにくいし、外れやすくて信頼性もねぇ。

というわけでユニバーサル基板を丸く切って、ハトメを打ったものをツメにはんだ付けしてから配線。かなり面倒だ。ついでなので高域インピーダンスを下げる目的で、積層セラミックをパラで抱かせておいた。

整流用のダイオードもショットキバリアにしたのだが、これもラグ板に空中配線してあったので仕方無くラグ板ごと交換。

古い機器ではこんなことがしょっちゅうで、部品交換にかなり手間がかかる。

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やっぱアンプにしよう [A-500]

A50001 先のカセットデッキが思いのほか簡単に直ってしまいそうなので、別のアンプに手を入れることにした。直さなければならないアンプは山積みになっている(苦笑)。

NIKKO(ニッコー)のプリメインアンプ【A-500】いわゆる普及クラスの上級機だ。

ねこまたぎは親父がニッコーの設計技師をしていたので、子供の頃から、家にはNIKKOのアンプやレシーバーが何台もゴロゴロしていた。このA-500も小学生の頃に、家のリビングに置かれていたと記憶しているが、興味を持って聴いてみたいと思った頃には、姿を消していた。古くなって捨ててしまったのか?

これはオークションで見つけて数年前に落札、しばし放置してあったもの。手入れは何もされておらず見た目もあまり良くない。現状故障らしい故障はしていないが、劣化した部品を交換してみる。

まずは写真のブロック電解コンデンサ交換。同じ直径のものを探すと、現代のコンデンサでは間違いなくオリジナルよりは大きな容量になる。極端に大きくするとラッシュカレントが増えるので、ほどほどにしておく。

奥がアルパインのOEM品だがELNAのオーディオ用(8,800uF)。背の高さが低いのはカーオーディオ用に作られたものだからということらしい。手前の黒いヤツはルビコンのブラックゲート・コンデンサ(1,000uF)。

A50002 元々付いていたのはマルコンの6,800uF×2と1,000uF。30年以上前のコンデンサなので、電解液が乾いてしまって容量が減少していると思われる。なんとも懐かしい風貌だねえ。

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ついに完成! [TA-F5]

Taf517 一通り修理(というより改造?)が終わったので、通電確認と試聴。目が覚めるような音とはこういうのを言うんじゃなかろうか?レンジの広さと繊細さ、透明感などすべて言うこと無しだ。

手間隙かけて修理したため思い入れも手伝い、今まで何台も修理してきたプリメインアンプの中では最上級の音だと感じてしまう。半端なセパレートアンプなんかを超えてる。。と自分では思う。

試聴に使ったスピーカーはセレッションの『SL3』、『SL6si』、パイオニアの『PE-16M(限定復刻ユニット)を使った自作システム』⇒コイズミ無線オリジナルBOX使用。

さしあたって「ここが不満」というような所は見当らず(おお、珍しい)。というわけで当分はこのアンプをメインに使うことになることでしょう。

Taf518

もしこのアンプを修理してやろうという方がいらして、これらの記事が多少なりとも参考になれば幸いでございます。ただしこのアンプの電源はAC100Vを直接整流、平滑しており、インバータ入口では約140V、出口でも±47V(+94V)の高圧になっています。不用意に扱うと危険ですので、十分にご注意下さい。くれぐれも自己責任で。

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入力端子交換 [TA-F5]

Taf516 入力端子(RCA)もかなり汚れていたので金メッキのものに交換。スピーカー端子と同様、ガラスエポキシ基板に取り付けた状態でパネルに固定した。この基板を加工して取り付けパネルにする技はかなり便利だ。元々最初から付いている端子板だってベークの安物なのだから、それに比べればかなり高級な素材。

Taf515 強度もかなりある上、裏の銅箔面をエッチングしてやれば、ケーブルのはんだ付けやちょっとした配線も簡単に出来る。特に非絶縁のRCA端子を直接取り付けてGNDを取ると楽ちん。既製品で合わない箇所にはおすすめ。

そろそろ直すところも無くなってきて完成間近といった感じ。

1台にあんまり時間かけて直してると、ちょっと飽きてくる(笑)。

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あれ、変だぞ‥‥? [TA-F5]

Lampschematic 入力セレクタのパイロットランプ(LEDに交換したところ)が点灯しなくなった。LEDが壊れているようなので交換したが、またすぐ壊れる。電流制限抵抗を間違えた?と思って調べたが間違っていない。

この部分には何故か6Vのツェナーダイオードによる定電圧回路が付いていた。ランプをLEDに交換した時にこれを外したのだが(LED自体が定電圧ダイオードみたいなものだからね)、このツェナーにパラで抱かせてあった雑音防止用の電解コンデンサが原因だった。

スイッチを切り替える際に一瞬だが回路がオープンになるタイミングがあって、その時にこのコンデンサにチャージされる。無負荷なのでチャージ電圧は約30Vまで上昇する。幸いここのコンデンサは事前に耐圧が高いものに交換してあったので、コンデンサの破損は免れた。次にスイッチが入ってLEDが繋がると無抵抗の状態で一気に放電される。100uFなので瞬間的には数10Aが放電されていた筈だ。これではLEDが壊れるのは当たり前だ。

コンデンサを外してしまえば良いのだが、ツェナーほどでは無いにしろLEDも雑音の発生源になる。イコライザ基板に同居しているスイッチや回路なので、一応このまま残しておきたい気もする。

ということで、スイッチに供給する手前の部分に10mAのCRD(定電流ダイオード)を挿入することにした。

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EQ補修と電源設置 [TA-F5]

Taf514 イコライザ基板は元々こだわった部品(デカいフィルムコンデンサや金属皮膜抵抗など)を多く使用していて、それなりにメーカーの気骨を感じる作りになっていたので、劣化している電解コンデンサを交換するだけにとどめた。

あと入力セレクタのパイロットランプをLEDに交換。電流制限用抵抗も変更。(手前の赤い金被のヤツね)

そしていよいよ自作のスペシャルデリシャスな(というほどでもない)電源基板設置。
Taf513 取り付ける場所は比較的空いていたので、ココに固定。まずは入力側に配線して出力電圧をチェック。問題無し。各基板に出力を配線‥‥

この段階で音出しチェック。
‥‥‥‥何も言うことありません。。素晴らしくいい音です。

ランニングテスト中に負側のツェナーの発熱が多いのが気になり、計算してみると定格損失を少し超えてる。定数の変更。

そろそろ完成が見えてきたぞ。

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スピーカー基板補修 [TA-F5]

Taf5sppcb スピーカーA/B切替、ヘッドフォーン出力用の基板に付いている切替スイッチが妙に硬い。パネルに固定しているネジを緩めると回るのだが、ちょいと締め込むと硬くて動きが悪い。スイッチの不良らしい。予備に保管してあった部品から同基板を取り出して交換することにした。

ついでなのでスイッチを分解、清掃。接点部分が真っ黒に酸化しており、見るからに接触抵抗多そう。ピカール金属磨きで接点を研磨してからD5で仕上げて組み立てた。

基板上の電解コンデンサを交換。この部分のコンデンサはパワーメーターに送る信号の直流成分カットのためと、整流後の平滑用だけに付いているので、音響部品の必要は無い。一般用で十分。

マイラコンデンサ(緑色のクロレッツみたいなヤツね)も交換。これはインダクタと組み合わせて発振防止のためのローパスフィルタになっている。多少音にも影響が出そうな部分のため(気のせいだってば‥‥)ポリプロのメタライズドフィルムにした。

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電源基板部品実装 [TA-F5]

Taf5pspcbタイトルには、まるで中国語のように漢字が並んでおります(笑)。

かくして基板の穴開けが終わったので、早速部品を実装した。やはりガラスエポキシの基板は硬くて、0.8mmのドリルビット1本が犠牲になってしまった。

組み立てはほぼ手持ちの部品で間に合う。緑色のスリーブを被ったきれーなコンデンサがニチコン『MUSE-FX』、金色のスリーブが『Fine Gold』。放熱器は基板にネジ止め出来るように上下にタップが立ててあるが、ネジ位置を採寸してライブラリを登録するのが面倒だったので、手抜きをして接着剤でちょいちょいと付けといた。

別に振動が加わる場所でも無いので、剥がれることもないでしょ。

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おおっ!もう出来た [TA-F5]

Pspcb 感光基板に焼き付けて現像・エッチング‥‥もう出来ちまった。
割と慣れた作業なのでやり出すと早い。問題は始めるまでの腰が重いこと。これは何に対しても言える。。多分これを直せたら大層出世するんだろうねぇ。

ところでいつも思うのだけれど、サンハヤトの基板やライトボックスの説明書にある「露光時間」は何を基準に決めているのだろう。説明書通りにやってうまくいった試しが無い。5分とか10分では必ず失敗。だいたい説明の倍位はかかる。自分ではいつも20分位露光している。

サンハヤトの人、自分でやってみなさい!うまくいかないから‥‥。

さてこれから穴開け。これがまたしんどい。ガラスエポキシは硬いから、ドリルのビットはすぐに鈍っちまうし穴位置はずれるし。

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電源基板作り [TA-F5]

Taf5schematic フラットアンプとイコライザに供給する電源の回路図を書いてみた。ミューティングの検出とランプ点灯回路のこともあり、初段のドロッパーは元の回路のまま残した。

その後に3端子レギュレータの定電圧回路を正負共に2個つけただけのもの。それでも最初から付いていた回路よりは相当高級な電源だ(笑)。

Taf5ps 早速基板を設計してみる。使っているソフトは『WinPCB』(CAiEDA 5)。巷ではEAGLEというフリーソフトが一般的なようだが、ねこまたぎは英語が苦手というのもあり、どうも使い勝手が悪い。今は慣れているというのもありこれが一番使いやすい。

全部日本語だし‥‥(笑)。

これをインクジェットプリンタでOHPフィルムに印刷して、サンハヤトの感光基板に焼き付けて作ることにしよう。

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メーター球LED化 [TA-F5]

Taf510

メーターのランプを点灯するためにドロッパーレギュレータを通すのは発熱の問題がある。そのためだけに損失の大きなトランジスタを使うのはナンセンスと言える。かといって抵抗で落としたとしても、発する熱量は同じこと。事実、基板上のトランジスタ、抵抗の周辺は焼けて変色してしまっている。

これはLED化するしかない。消費電力は1/10程度になり、すべて問題は解決する。

メーターを分解して白熱球を外し、LED2個を直列に繋いでブラケット部分にはんだ付けした。LEDはレンズになっているので、そのまま使うと集光してしまい、光がまとまった筋になってしまう。そのため頭部分を切り落とし、表面はわざと荒らした状態にしておく。こうすることで適度に散光してメーター全体が明るくなる。

当然電流制限用の抵抗値、ワット数も変更。当たり前だが全く発熱は無くなった。

最初は緑のLEDを付けてみたが、あまりに緑色過ぎて雰囲気も何もあったもんじゃない(^^; 最新のシャープなデザインの機器には似合うLEDの青や緑色も、このアンプにはミスマッチだった。やっぱり時代に合ったデザイン、色合いはあるもんだ。

ってことで電球色LEDというヤツにしてみたところ、明るさやイメージも白熱球に近い、いい感じに仕上がった。

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フラットアンプ [TA-F5]

Taf511外付けで電源部を作ることに決めたので、フラットアンプ基板の上に載っていた電源回路を全部取り去る。かなりすっきり。

メインボリュームを交換。これは数年前にアルプスに特注で作ってもらったもの(4連なんて今時既製品では売ってないからね)。
オリジナルのボリュームは専用に作られた10K(特)と100K(特)の4連タイプ。特カーブというのはその機種専用に設計されたAでもBでも無い特殊なカーブだ。回転角を5度ずつとかに決めて回しながら、抵抗値を測り、プロットしていけば大体のカーブは推測出来るが面倒なので省略。Aカーブで作ってもらった。

⇒⇒⇒1個1万円!。。。。。。

ジャンクのアンプ本体4台分の値段とボリューム1個が同じ価格。バブリィだ(笑)。

Taf512
取り付け位置がかなり変わるので、ボリュームに合わせて基板に穴を開け直す。ハトメを打ってはんだ付けしてから、裏のパターンを切ったりつないだりして配線したら、なんかごちゃごちゃになっちまった。

ま、いっか。

フラットアンプ部も綺麗に作り直し。
元からついていた部品はICのみ。抵抗はフィリップスの金属皮膜抵抗、トーンコントロールのマイラコンデンサと小さな容量のカップリング電解コンデンサはAVXのポリエチレン積層フィルムに交換。その他の電解はELNAのシルミックとブラックゲートにした。

この周辺のトーン用ボリュームやバランスボリュームは基板を支えるために使われており、形状がうまく合わないため交換を断念。パーツクリーナーとCAIGのD5で洗浄。

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気になっていたこと [TA-F5]

Taf509 フラット、トーンアンプ基板上に同居している、電源レギュレータ周辺の基板が焼けているのが前から気になっていたので調べてみた。4台分の基板ほぼ全部が同じ状態になっており、うち3台に修理跡らしきものが見られる。

多分ドロッパーのトランジスタが相当高温になるのだと思う。その割に部品の配置が非常に悪く、狭い所に詰め込んだ上、隣接して熱に弱い電解コンデンサがある。おそらく修理したであろう部位のコンデンサだけスリーブの色が違うのは、そのコンデンサは交換歴があるからだろう。結構いい加減な温度設計なのだと思う。

回路図を調べてみる。

Taf508 焼けているのは正側の石、2SC1826のみ。どうやらこちら側の出力からメーターのランプと入力セレクターのインジケータランプを点灯する電流を取っているのが原因らしい。

ここで約18Vの電圧降下を作り、合計3個のランプを点灯している。(内2個は直列接続)仮にランプ1個あたり100mA程度の電流を流したとして、3~4W程度の損失だ。TO-220の石にこんなちっちゃな放熱板を付けただけで持たせるのは、かなり無理がある。

その他の電源部分もチェックしたが、そもそも定電圧回路というよりはツェナーに定電流を流して基準電圧とした、単なるリップルフィルター程度の回路。
ここでまた自作欲がムラムラ湧いてきて、いっそのこと自分で作ってしまった方がいいような気がしてきた(←ほとんど病気)。

今は3端子レギュレータという大変便利なものがあるじゃあないか!これを使えばそんなに面倒なことをしなくても、安定度の高い電源を組める。音も良くなるはず。。(推測)

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SP端子の金メッキ化 [TA-F5]

Taf507 気になっていた差動回路の非反転入力と反転入力の電圧を測ってみた。片方に6mV程度電圧が出ていたため、正負共に0Vになるように分圧抵抗の値を変更したところ、DCバランスはきちんと取れるようになった。

ついでなので貧弱な純正スピーカー端子を外してバナナプラグ対応の金メッキ端子に交換。元の端子板サイズを測って、同じサイズで切り出し、ネジ穴も合わせて作ったガラスエポキシのプリント基板に端子を取り付けネジで固定。配線も0.75SQで引き直した。

端子の間隔が狭くなってしまったので、裸のSPケーブルを固定するのはちょっと困難。バナナプラグを使用するのが良さそうだが、見た目にもかなり高級感が増し、かなりいい感じ。

とりあえずこの段階でプリ部と結合して音出しをしてみたが、思ったより音が良くない。低域の重さというか、厚みが無くなってしまった。他のプリアンプから直接パワーアンプに入れた時はあんなに音が良かったのに‥‥

やはりプリアンプにも手を入れないとダメみたい。

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パワーアンプテスト [TA-F5]

Taf506 パワーアンプ部の修理が完了したので、早速テストしてみた。
(写真のアンプ基板の奥のシールド板に取り付けてあるのは出力保護リレー。他に付ける場所が無かった。)

まずはアンプに繋がずに電源部だけでテスト。電源の出力にテスターを当ててスイッチを入れる。正負どちらも47.6V程度で、ほぼ規定値。ちょっと安心する。

アンプ基板のトリマーをDCバランスはほぼ中央、DCバイアスは最小方向に回し切って電源と接続。いよいよ火を入れるのだが、この瞬間はひどく緊張する。これだけはアンプの製作や修理を何回やっても慣れないなぁ。

スイッチを入れてちょっと様子見。。保護リレーも数秒後に入り普通の動作に見えるのでアイドリングを測ってみる。左右共に問題無さそうなので規定の50mAに調整。
DCバランスを取るが、トリマを回し切っても10mV以下にはならなかった。多分純正のトランジスタとhFEが違うためだと思う。

まあ10mV程度の電圧であれば許容範囲なのでスピーカーと入力にプリアンプの出力を繋いで音を出してみた。

。。。。。すごいいい音が出てる。。。ちょっと感動。

その後1時間以上音を出しっぱなしでランニングテストを行ったが、特に問題も起きず無事テスト終了。たかが50mAのアイドリングだが、電源電圧が高いので放熱器(ケースの背面)は結構熱くなる。(40~50℃程度)まあ考えてみれば、トランジスタ1個あたり約2.4Wの損失なので、2.4W×8個=19.2Wの電熱器みたいなものなのだね。

後にDCバランスの崩れが気になったので、差動回路の正側(トリマ側)の定数を少し変えてみたが補正し切れず。また後日負側の定数も変更して再調整してみようと思う。

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ガラクタ整理 [TA-F5 その4]

Taf505 このアンプのドライバー(励振)段にはSONYオリジナルのオーディオICが使われている。CX171というモノリシックICなのだが、これが30年の月日の間にひどく汚れて表面のメッキが酸化してしまっていた。現状壊れてはいなさそうだが予防の意味もあって交換しておく。

すでにメーカー欠品のこのICはサービスガイドと同じく、6年くらい前に取り寄せてもらって保管しておいたもの。その時点でメーカーにも4個しか在庫が無いよ、と言われて慌てて頼んだ覚えがある。

外した古いCX171も現在は生産完了品のため、万が一故障した場合の予備にとってあります。6個ほど手許にありますので、もしご入用の方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。

2008年4月7日譲渡済み。

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ガラクタ整理 [TA-F5 その3]

まずは基板をアルコールで洗浄する。これだけでも見違えるほど綺麗になった。
出力トランジスタは何とか取り付け完了。スペースはギリギリといった感じ。

電解コンデンサはおそらく電解液が乾いて容量抜けしてるだろうと思うので一緒に全部交換した。今回使ったニチコンのオーディオ用『MUSE-FX』はRoHS対応で生産中止だそう。今後は『MUSE-FW』に替わるとのことだが、見た目はファインゴールドとそっくりな金色。FXの綺麗な緑色が好きだったのでちょっと残念。

Taf504 電源のラッシュカレント防止回路に使われているリレーは開けてみたら接点がスパークで黒くなっていたので交換。純正品はSONYにも在庫無しということだったが、オムロンで丁度ぴったりの大きさ、仕様のものを見つけることが出来た。

スピーカー出力のリレーも交換する予定だが、いくら探しても足の形が基板に合うものが見つからなかった。仕方ないので基板から配線を伸ばして、汎用のリレーを外付けでどこかに置くことにした。

その他ついでなので、細かいところのコンデンサ(マイラフィルム)は、メタライズドフィルムに、位相補正のセラミックはスチコンに取り替えた。

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ガラクタ整理 [TA-F5 その2]

Taf503 まずはメーカーのサービスガイドと回路図を見ながら、実機と照らし合わせて故障原因を調べることにした。これは最初の一台を手に入れた時にSONYのサービスセンターでコピーしてもらったもの。最近ではサービスガイドや回路図は出さないことになったらしく、頼んでも断られることが多いみたい。
企業秘密ってことなのかね?早めにもらっといて良かった。

調べてみてわかったことだけど、どれも故障の場所はほぼ同じ。出力段のトランジスタがショートモードで破損していて、電源のラッシュカレント制御用抵抗が焼損というもの。出力の石が破損する原因は不明だけれど、
⇒■出力段破損
⇒■過大電流が流れて電源電圧が上がらない
⇒■電源電圧の上昇を検出して動作するラッシュカレント制御回路のリレーがONにならない
⇒■保護用抵抗に過大電流が流れっぱなしになって焼損
という流れで間違いなさそう。

電源回路にヒューズが入っているのに、飛んでいるのは一台も無し。ダメじゃん‥‥

純正で付いている2SC1986と2SA771のIcは6A、Pc40W。さすがに6A以上のコレクタ電流が流れることは無いにしろ、±48Vの電源で駆動することを考えるとTO-220のこいつらにはちょいと荷が重そう。
とりあえずここは、余裕のあるトランジスタに交換することにしよう。

Taf502_3 hFEや耐圧、Icなどを調べて2SA1941と2SC5198のコンプリを使うことにした。最近はPA用パワートランジスタが少なくなり、選択肢の幅が狭くなってしまったなあと思う。
[ 2SA1941・2SC5198⇒VCEO 140V/Ic 10A/Pc100W ]
大きさもかなり違うので、見た目の安心感もあるしね。丈夫そうだ。
取り付けスペース大丈夫かなぁ?‥‥

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ガラクタ整理 [TA-F5]

Taf501

1977年発売当時は高校生だったから毎日カタログを眺めているだけでとうとう買うことは出来なかった高嶺の花。SONYのTA-F5(プリメインアンプ)。今でこそポピュラーになったが、パルス電源(スイッチングレギュレータ)搭載で、当時としてはかなり画期的なアンプだったように思う。デザインが秀逸なのもとても魅力的だった。

6年位前にジャンクを1台オークションで手に入れてからずっと「そのうち直そう」と思い置いてあった。その後も探してはいたのだが、出てくるのはみんな故障品ばかり。まともに使えるものはほとんど皆無の状態なのを見ると、設計そのものに問題があったんじゃなかろうかね。

さらに直しもしないで、補修用部品確保のためジャンクを見つけるたびに購入。全部で4台くらい次々買っては使えそうな部品を外して保管。その結果たまってしまった、他人から見ればガラクタの山 (^^;
いいかげん直さないと邪魔だし、そろそろ手をつけるかねぇ‥‥

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